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君色プライド  作者: あるみ
高校1年生
7/40

7 放課後-陽太-

帰りのホームルームが終わると堤が話しかけてきた。


「陽太!頑張れよ!」


陽太

「何がだよ!」


「え?練習だろ?他になんかあんのか?」


陽太

「あ!」

陽太(内なる声)

『ちっ!ハメられた!』


俺は湊を睨んだ。


「悪かった悪かった!応援してるのはほんとだからな?」


陽太

「はぁ、わかったよ。そっちも弓道部だろ?頑張れよ。」


こんなおちゃらけたやつが弓道をやっているとは誰も思うまい。

それも全国中学生弓道大会2位の期待のエースなんて。


「おう!任せろ!どんな時でもど真ん中に命中させてやるぜ!」


本当にあの性格さえなければいいやつなんだけどな。


教室を出たところでまた捕まった。

八束だ。


紗良

「北条くん!花のことよろしくね!頑張ってね!」


本当に湊も八束も揃いも揃っておせっかいだな…こいつら付き合った方がいいんじゃないか?


陽太

「なんのことだよ」


紗良

「北条くんはそう言うと思った。でもわかってるから。ずっと見てたから花に対する言動がみんなと違うしね。」


陽太

「そんなことねーよ。八束の気のせいだろ?」

陽太(内なる声)

『そ、そんなつもりは…ま、まじかよ』


紗良

「そんなことない!あたしは陽太を…」


八束の言葉が俺の言葉を遮った。

八束が思わず言ってしまったと言うふうに口を抑える。


紗良

「ご、ごめん!変なこと言って、何勢いに任せて言ってんだろ…」


陽太

「八束?」


紗良

「あ、あたしも今日は合唱部の練習あるんだった!とりあえず!花のことよろしくね!部活頑張って!」


八束は逃げるように去っていた。

八束もしかしてお前…いや、それは言うべきじゃない。

背中を押してくれた八束のためにも松見へ伝えなくちゃいけない。


俺も野球部のグラウンドへ急いだ。

*登場人物*


(つつみ) (みなと)

誕生日 3月7日

部 活 弓道

性 格

誰とでも仲良くできる人気者タイプ。

人の気持ちに敏感で察することに長けているがすぐにおちゃらけて相手をイラつかせることもしばしば。

実は陰の努力家。成績は上位キープで部活の弓道も期待のホープ。

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