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君色プライド  作者: あるみ
高校1年生 デート編
38/42

19 ランチ-花-

私たちはイートインコーナーで軽食を食べながら談笑していた。


紗良を見るといつも通りに戻っていた。

よかった。

堤くんがなんとかしてくれたんだね…


でも、私は少しいつも通りではなかった。


あの時北条くんに触れられた手の感触。

ゴツゴツしていて男子という感じだった。

いや、もちろん男子なんだけどもそういうことではなくて…


少しだけドキドキした。


ふと昨日の紗良との会話を思い出した。


『今回のデートで北条くんが言った意味を考えな?』


北条くんが言ってた意味…

男としてどう思うか…

どう思う…


だめだ!わからない…


紗良

「ねぇ、花?」


「うっぐ…」


紗良に話しかけられて少し驚いてしまった。

口に含んでいたジュースを吐き出さないように

飲み込んだ。


紗良

「花!?大丈夫!?」


「だ、大丈夫。ちょっとむせただけ。」


紗良

「ごめん、急に話しかけて。花ボーっとしてるから大丈夫かと思って。」



ちょっと頭冷やしてこようかな…


「大丈夫だよ。私ちょっとトイレ行ってくるね…」



私は席を立ってトイレに向かった。



はぁ…今は楽しまないとね!

せっかく遊びにきているんだから!

よし!


なんとか気持ちを切り替えて

トイレから出ると近くの陰で男女が口論をしているようだった。


男子

「いや、あの子はただの友達だから、本当だから!」


女子

「あなたはそう思ってるかもだけどあっちは絶対に違う!!男を見る目だった!だからあの子には近づかないで!」


男子

「そんなことねーよ!もしそうだとしても、ちゃんと俺断るから!俺を信じてくれよ!」


女子

「もちろん、あなたはのことは信じてるけど…」


男子

「はぁ…わかった…あの子とは関わらないようにするから」


女子

「ごめん、ありがとう…」


男子

「好きなのはお前だよ」


なんとか丸く治ったようだ。

ホッとして席に戻ろうとした時、あの女子の言葉が頭に浮かんだ。



『男を見る目だった。』



男の人を見る時はもちろん男の人として見てるもの…

だけど、そういう意味でないことくらい私にもわかる。



つまり

"そういう関係になりたい"

と思ってということ。



ということは昨日の北条くんの

"俺を男としてどう思うか"

の質問の意味は…



私は一気に顔が熱くなるのを感じた。

いや、いやいやいや!

そんな意味なわけ…



紗良

「花、おかえりー!」


「あ、え、ただいま。」


考えがまとまらないうちに席に戻ってきてしまったようだ。


「おかえりーまっちゃん!この後は約束してたボーリング行こうよ。」


「うん。いいよ!楽しみ!」


なんとかいつも通りのフリをしないと!


陽太

「とりあえず、全員食事は終わったしそろそろ行くか?」


北条くんが私に顔を向けた。


「あ、あ…うん…そうだね…」


どうしよう。

絶対そんな意味なわけないってわかってるのに

意識してしまっている。



でも、もし私の考えが当たっていたとき、



私はそのときどんな答えを出せばいいの…?


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