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君色プライド  作者: あるみ
高校1年生 デート編
37/42

18 ゲーセンデート-湊-

やっちゃんとのホッケー勝負は俺の勝ちだった。


紗良

「ちょっとは手加減しなさいよ!」


「勝負の世界は厳しいんです!」


紗良

「ふん!」


「ほらほらージュース奢ってくれるよねー?」


パンッ!


やっちゃんは俺の手を思いっきり叩いた。


「痛っ!もーなんだよ!負けたからって当たるなよなー」


紗良

「あんたがムカつく言い方するのが悪いの!ジュース買ってくる!何がいいの?」


「え?マジで買ってきてくれんの?やった!

グレープソーダで!」


紗良

「了解」


「イートインコーナーにいってるな」


俺はイートインコーナーで待ちながら周りを見ると

近くのUFOキャッチャーにスグーピーのぬいぐるみがついたキーホルダーを見つけた。


そういえば、やっちゃんこのキャラクターのグッズ結構もってたよな…


ちょっと挑戦してみようかな。

取れたらあげよっと…


---------


まさか3回で取れるとは今日の俺はついてるかも!


イートインコーナーに戻るとキョロキョロしてるやっちゃんを見つけた。


俺はいたずら心からそーとやっちゃんに近づいた。


「わぁっ!」


紗良

「ふへっ!」


俺に両肩を叩かれたやっちゃんはビクッとして変な声を出していた。その声に俺は堪えきれずに笑ってしまった。


「くっくっ、ふふふっ…」


紗良

「そんなに笑わなくてもいいでしょ!」


「だ、だって…ふへっ!って、あははははは!」


紗良

「もー!笑うなー!」


やばいやばい、せっかくいつも通りのやっちゃんとデートができるんだから機嫌を損ねないようにしなきゃな!


「はぁ、はぁ…悪かったって…」


俺はそういうと椅子に座った。

やっちゃんもその向かいの椅子に座って買ってきたジュースをくれた。


紗良

「はい…」


「ありがとう」


紗良

「どーいたしましてー」


あたしはふいと横を向いた。

また堤はクスクスと笑い出した。


紗良

「もーなんなの!」


「はい!」


俺はやっちゃんの前にさっき取ってきたキーホルダーを出してきた。


紗良

「何これ」


「あげる」


紗良

「は?なんで?」


「スグーピー嫌い?」


紗良

「そーいうわけじゃ…」


「今日のデートの記念でもらってくんない?」


俺の言葉にやっちゃんの顔が赤くなっていった。

やっぱり少し意識してくれてんだな…


「なぁ、やっちゃん?」


紗良

「もーわかったって!てかこれどうしたの?」


「あーこれはさっきあれで取った。」


俺はさっきまでプレイしていたUFOキャッチャーを指した。


紗良

「え?うそでしょ?だってあたしがジュース買いに行って帰ってきたその間に取ったってこと?」


やっちゃんはかなりびっくりしているようだ。

俺自身あんなに早く取れるとは思ってなかった。

それでも少しだけカッコつけてしまうのが男というもの。


「ま、まぁそうなるのかな?でも何回か挑戦したぜ?むずかったわー」


紗良

「だとしても早いよ!すごいね!」


やっちゃんが珍しく褒めてくれたことに少し動揺しているようだ。

俺は顔が赤いのがバレないように下を向いて言った。


「そ、そうかな?」


紗良

「うん!ありがとう!」



俺はもらったグレープソーダを開けて飲んだ。

いつもより甘い気がした。


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