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君色プライド  作者: あるみ
高校1年生 デート編
34/42

15 ゲーセンデート-花-

電車に乗ってようやく隣町のボーリングセンターについた。


でも、電車に乗っているとき、紗良なんか変だったな…


気分が落ち込んでいる感じだった。

どうしたんだろう?

あとで聞いてみようかな。


そんなことを考えていると

ゲームセンターのUFOキャッチャーが見えてきた。そこには私が集めているキャラクター

『ダルアニマル』の文字が。


「とりあえずボーリングするか?」


「待って!私UFOキャッチャーやってもいい?これ集めてるのー♪」



すかさず私は提案した。

すると


陽太

「お、俺もUFOキャッチャーやろうかな…」


北条くんも便乗してくれた。

やった!これでUFOキャッチャーができる!


「本当?なら一緒にやろう?」


「なら俺とやっちゃんはこっちで別のゲームやってるわ!昼になったらまた集まろうぜ!」


陽太

「了解」


私と北条くんはUFOキャッチャーをはじめた。

堤くんは紗良を連れて別のゲームをしようと誘って

いるようだ。


「よし、やっちゃんほら行こうぜ!」


紗良

「…………」


あれ?紗良?どうしたんだろ?


「やっちゃん?どうした?」


紗良

「……はぁ……」


さすがに気になった私は紗良の方に行こうとしたが

北条くんに腕を掴まれた。


「北条くん…」


陽太

「大丈夫だから、あいつに任せよう。」


「そうだね…」


うん、これはデートだもん!邪魔しちゃ悪いしね!

デート…デート!?そうだ!私もデート中だ!

待って、え?こういう経験がないからどう対応すればいいか分かんない…どうしよう…

北条くんはデートと思っているのかな?


陽太

「なぁ、松見?どれが欲しいんだ?」


「え?えっと…虎だるまかな?でも、なんでも嬉しいよ?」


陽太

「了解!ちょっと頑張ってみよう。あんまり期待するなよ?」


そう言って北条くんはUFOキャッチャーに硬貨を入れてゲームを起動した。5プレイ分入れたようだ。


-----------


陽太

「あーー!くそ!」


「あー惜しい!」


もうすでに5回目だった。


陽太

「後少しなんだけどなー」


「私にもやらせて!」


陽太

「悪い!その前にあと一回やらせてくれ!」


「えー!わかったよ!」


陽太

「よし!今度こそ取る!」


そう言って北条くんは1プレイ分の硬貨を入れてゲームを起動した。


-----------


陽太

「よっしゃ!なんとかとれた!」


「すごーい!おめでとう!よし!私だって!」


陽太

「はい!」


「え?」


北条くんは取れた虎だるまのぬいぐるみキーホルダーを

私に差し出してきた。


「いいの?」


陽太

「おう、これは松見のために取ったからな。」


「あ、ありがとう」


私は顔が熱くなるのを感じた。


「私も1回くらいプレイしようかな?」


と私も硬貨を入れてプレイをした。


---------


「あ、あれ?なんか全然ダメだ。今度こそ!」


1回くらいと言いながらすでに3回プレイをしていた。


陽太

「あーもう少し右!」


「え?何?」


周りの音がうるさくて聞こえなかったため聞き返す。


陽太

「だから、こっちだって!」


そう言うとコントローラを操作している私の手に北条くんの手が重なり、北条くんが操作をしはじめた。


私はびっくりしてなすがままになってしまった。

北条くんはとれたぬいぐるみキーホルダーを差し出した。


陽太

「よっしゃ!松見!2個目なんとかとれたな!松見…?」


「……あ、な、なんでもない!やったね!」


陽太

「…え、えっと…別のゲームするか?」


「そうだね!何しよっか」



私たちは別のやれそうなゲームを探しはじめた。


私の手のこうはまだあたたかかった。


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