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君色プライド  作者: あるみ
高校1年生 デート編
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12 疑惑-陽太-

俺と八束はようやく待ち合わせ場所について

2人を探していた。


「あ!花いた!」


八束が指す方を向く確かに2人のようだ。

俺たちは小走り気味にそこへ行った。


陽太

「悪い、遅れ、た…」


紗良

「ごめん!花、遅れた…」


俺は目を疑った。

湊が松見にキスをしたように見えた。

いや、そんなわけはない。

俺のために湊はこのデートを取り付けてくれたんだ。見間違えだ!

だけど、確実に髪は触っていた。


「あー!やっときたー!紗良待ってたよ!」


紗良

「あ、ご、ごめん」


八束も少し動揺しているようだった。


「北条くんもおはよう」


陽太

「おはよう…」


松見はそんな俺たちの気持ちを知る由もなく

いつもと同じように振る舞っていた。


いつもと同じようにということは俺に勘違いされても問題ないということ。

俺を男として見てはくれていないということだ。

仕方ないことだ。松見はそういうことには鈍感なんだから。

そうは頭で思っていてもメンタルにはだいぶきているようだ。


そんな俺を様子を見て慌てて駆け寄ってきた湊が小声で言った。


「陽太、さっきのはまっちゃんの頭にゴミついててそれをとっただけだからな!

全くそういうことじゃないから!」


やっぱりそーだよな。こいつがそんなことするわけない。


陽太

「そっか…だよな。わかってたんだけど、少し動揺しちまった。悪いな。」


「そっか…本当にごめんな?」


湊が本当に申し訳なさそうに謝るから俺は信じることができた。

そうだとしても松見が自分のことを見ていないことには変わらないけどな…


陽太

「というか、それまず八束に言った方がいいんじゃないのか?お前八束のこと…」


「いや、やっちゃんはそんなこと思わないよ…残念ながらね…」


陽太

「いや、そんなこと…」


俺はさっきの八束の表情を見ていた。あれは気にしていない表情ではないはずだ。

俺はそのことを湊に伝えようとしたが、


「まぁ、これから気にしてもらえれば俺はいいかな。今は。」


といつものように明るくいうものだから呆れてしまった。

でもこれから気にしてもらえばいいというのは

その通りだと思った。俺は少しだけ勇気をもらった。

いや、でもそれとこれとは別だ!

早く八束に伝えてあげろよ!


陽太

「いや、あの顔は…」


「そろそろ電車来るからホーム行こうぜー!」


俺の言葉を遮って湊はホームへ向かおうとする。

俺はため息をついた。


陽太

「そうだな」


もう俺は知らないからな!


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