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君色プライド  作者: あるみ
高校1年生 デート編
26/42

7 待ち合わせ-花-

私は20分前くらいに待ち合わせの駅前についていた。周りを見渡しても、紗良、北条くん、堤くんは見当たらなかった。


花(内なる声)

『ちょっと早く着きすぎたかな』


私はこういう時に待ち合わせに使う大きな時計の下へ行ってみんなを待つことにした。

そして、6月頃にはじめて遊びに行った時に堤くんが作ってくれた。グループチャットにメッセージを送った。


挿絵(By みてみん)


それから10分後ぐらいに堤くんがきた。


「まっちゃんやっほー!あれ?他誰も来てないの?」


「うん、堤くん早いね」


「そりゃデートだからねー。女の子を待たせるわけにはいかないっしょ!」


"また冗談ばっかりー!"と私は言おうとしとしたが昨日の紗良との会話を思い出した。


『あいつもそんな冗談言わないと思うよ』


本当にそうかな?私が堤くんと関わる時は大体紗良を介してだから堤くんのことはあまり知らない。


「まっちゃん?」


「あ、ごめん。なんでもない」


黙ってしまった私を堤くんが気にしてくれたらしい。こういうところを見ると優しい人だと思う。

やっぱり紗良の言う通りなのかな?


「あの、堤くん…」


「どうしたの?」


「……今回の遊び、デートって本当なの?」


私は恐る恐る聞いてみた。

堤くんはいつもの調子ででも少しだけ真剣に答えた。


「俺はそのつもり、だって俺やっちゃんが好きだから。」


「え、え!?」


とんでもないことを聞いた気がする。


「紗良のこと好きなの?」


「友達としてじゃないからね?」


「わ、わかってるよ!いつから?」


「さぁねー教えなーい」


堤くんはいつもな感じで回答を避けた。

そ、そっか…湊くんは紗良が好き…紗良はどうなんだろう?

ていうか、それならあたしと北条くん邪魔なんじゃ…


「それなら2人だけで遊びに行った方が…」


「まっちゃん?俺はあの通話ときダブルデートって言ったんだよ?」


「え?それって…」


「陽太とまっちゃんもデートってことでしょ?」


「それは北条くん思ってないと…」


いや、北条くんは真面目な人だ。デートと言われたらデートとして来るだろう。


「あいつは100%デートとして来ると思うけどなー」


やっぱり…


「もー!なんで、北条くんにそんなこと言ったの!普通に遊ぶって言ってくれたら良かったのに!」


「俺が言わなかったとしてもあいつはデートとして来ると思うよ」


「え?それってどういうこと?」


「あとは自分で考えな?」


堤くんはそういうと携帯を見た。


「あいつら遅くね?」


「そーいえば…」


見上げると時計の針は10:35を指していた。

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