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君色プライド  作者: あるみ
高校1年生 デート編
25/42

6 前夜-紗良②-

あたしはしばらくして熱が引いてから花に電話をかけた。


『もしもし!紗良??』


紗良

「明日なんだけど駅前に10時だって」


『わかったー!どこに行くか聞いた?』


紗良

「隣町のボーリングセンターだって」


話をしているうちに、また顔が熱くなってきたようだ。


『本当!?やったぁー!紗良と行きたいって言ってたところだ!』


紗良

「そうだね…楽しみ…」


全く気にしていない花に少しだけ腹が立った。

そういえば、ちゃんと北条くんと話はできたのかな?


紗良

「花?北条くんから聞くって言ったけど聞けた?」


『あ、そういえば…何か北条くんが言おうとしてた時ちょうど堤くんから電話がかかってきてて聞けなかったんだった。』


それを聞いて思わずため息をついた。


紗良

「あんのバカ…」


『ん?』


紗良

「あー!なんでもない!気にしないで!じゃあ何にも北条くんは言ってなかったんだ?」


堤のバカにも腹が立つけど、1番は北条くんだよ!なにうじうじしてんの!?


『ううん、そんなことないよ?』


そう言った花から今日の一部始終を聞いた。


全く北条くんたら回りくどいことを…

でもまぁ、まずは花に恋心を自覚させないと言ったところで玉砕だろうからしょうがないのか…

仕方ない、手伝ってやるか…


紗良

「ふーん、それで花は男としてどう思うの?」


『そんなの考えたこともないよ。というかどう言う意味かわかんないし…』


紗良

「まぁ、花はそうでしょうね…」


また、思わずため息をついた。この天然どうすればいいのよ…


紗良

「なら今回のデートで北条くんが言った意味を考えな?そして、自分がどう思うのかもね。」


『わかった…て言うか普通に遊ぶだけでしょ?堤くんもダブルデートなんて言って冗談ばっかりで困るね』


紗良

「やっぱりそう思ってたんだね…さすがのあいつもそんな冗談言わないと思うよ」


あたしもそう思ってたけど、違う。あいつはそんな冗談言わない。


『え?そうかな?』


そうなの、あいつはそこまで無神経じゃない。


『でも、北条くんはそんなつもりないんじゃ?』


いや、あいつこそそのつもりで来るだろう。


紗良

「もしそのつもりだったらどうするの?」


あたしの質問に花が黙り込んでしまった。


紗良

「なに?どしたの?花?」


『あ、なんでもない…』



もしかして…


紗良

「少し意識した?」


『少しだけね』


あたしも同じだよ。その事実に少しだけ嬉しくなった。


紗良

「ようやく花も大人になったかなー?」


『もーからかわないでよ!』


紗良

「ごめんごめん、じゃあそれだけだから。また…」


『あ、待って!』


通話を切ろうとすると、花がそれを静止してきた。


『服のこと相談していい?』


紗良

「あーいいよ」


服に悩むなんて本当に意識してるのかな?


紗良

「とりあえず明日はボーリングだから動きやすい尚且つ可愛らしい格好だね!」


『パンツスタイルか…そっか!』


紗良

「あと、北条くんは青が好きだから青系でまとめてもいいかもね!」


『なんでここで北条くんが出てくるの?』


その言葉にあたしはまた呆れた声を出してしまった。


紗良

「なんだそういうことじゃないのか…」


『そういうこと?』


紗良

「なーんでもなーい」


『もー何よ!』


全くこれだから無自覚なモテ女は怖い。

ここから小一時間通話は続いた。


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