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君色プライド  作者: あるみ
高校1年生 デート編
24/42

5 前夜-紗良-

紗良

「ただいまー」


綺良(きら)

「おかえり、さら姉。」


妹の綺良(きら)が出迎えてくれた。

2階から兄の天良(そら)が静かにというふうに口に指をつけて降りてきた。


天良(そら)

莉良(りら)今勉強中でピリピリしてるから静かにな」


紗良

「追い込み時期だもんね…了解。」


姉の莉良(りら)は高3でただいま受験生でイライラしてます。


紗良

「そーいやお兄ちゃん今日サークルなかったんだ?」


天良

「あったよ?いつも通り練習してきましたよ。」


紗良

「いつも夜遅くなってるから今日も飲み会サークルあるのかなって?」


あたしは少しふざけて言った。


天良

「誰が飲み会サークルだ!軽音サークルです!」


お兄ちゃんが思わず声を張り上げて反論した。


莉良

「紗良!にいちゃん!うるさい!集中できない!」


お兄ちゃんとあたしがうるさかったようで莉良が2階から降りてきた。


紗良・天良

「「ごめんなさい」」


莉良

「はぁ…まぁ、元々お腹空いてきてたしちょうど良いよ」


そんな話をしているうちに食卓に晩御飯が置かれ始めた。


あたしは荷物を片して、その手伝いをはじめる。


--------


莉良

「そーいえば、紗良のが珍しく遅かったんじゃない?何してたの?」


晩御飯を食べているとお姉ちゃんが話しかけてきた。


紗良

「別になんでもいいでしょ。ちょっと、友達と話してただけ。」


綺良

「友達って陽太にいちゃん?」


綺良の質問に少し動揺した。


天良

「陽太かー元気にしてんのか?最近会ってないからなー」


紗良

「元気なんじゃない?知らないけど」


少しだけぶっきらぼうに返事をしてしまった。

それを莉良は見逃さなかった。


莉良

「何?まだ、陽太くんのこと好きなの?さっさと諦めなさいよ。」


紗良

「誰もそんなこと言ってないでしょ!?勝手に決めつけないで!」


莉良

「なら誰と行くのよ。」


紗良

「花と行くの!前来たこともあるでしょ?」


あたしはこれ以上追及されたくなくて堤と北条くんのことは伏せた。


天良

「あーあの子か!天然のかわいい子」


綺良

「あたし、はな姉好きだった。また遊びたいな。」


紗良

「うん、またこっちにも遊びに来てくれるようにお願いしとくよ」


莉良

「なーんだ。つまんない。」


紗良

「莉良に面白がってもらうために遊びに行くわけじゃなありません!」


あたしはさっさとご飯を食べて2階へ戻った。


-------------


お風呂から上がってあたしはふと思った。

そー言えばどこに行くか聞いてない。

向こうから連絡が来るかな?


と携帯を見ると

花からメッセージが来ていた。


挿絵(By みてみん)


仕方ない。こっちからかけてみるか。

あたしは遊びの発案者に電話をかけた。


『も、もしもし!』


なんか、動揺してる?なんで?


紗良

「こんばんは」


『お、おう。どうした?』


まさか、本当にデートのつもりとかじゃないよね?いや、こいつは冗談ばっかだけどそういう冗談はあたしが嫌いなこと知っているはず。なら、本当に…

あんまり考えないようにしよう。


紗良

「あの、明日なんだけど。何時にどこで待ち合わせだっけ?花に聞かれて、そういえばあたしも聞いてなかったなと思って」


なぜが堤が黙ってしまった。まさか何も考えてなかった?あの流れだと有り得る…


紗良

「まさか、何も決めてなかったってことはないよね?」


『そ、そんなわけないだろ。明日駅前に10時でいいんじゃないか!?』


いや、絶対嘘だろ!


紗良

「そうね、いいと思う。ちなみにどこ行くの?」


『あ、えっと…』


紗良

「やっぱり何も考えてなかったんだ。」


『悪い…』


堤は申し訳なさそうに認めた。

全く仕方ないな。


紗良

「そうだ!この間隣町にできた、ボーリングセンター行かない?あそこならゲーセンとかカラオケとかもあるし。」


『え?そんなとこでいいのか?』


紗良

「?逆にどんなとこに行きたかったの?」


『いや、なんでも…』


紗良

「とりあえず、明日駅前に10時でボーリングセンターに行くでいいんだね?」


『あ、それでいい。』


紗良

「なら、あたしはこのこと花に伝えとくから、堤は北条くんに伝えておいてくれる?」


『わかった。やっちゃん?』


紗良

「なに?」


『ありがとな?』



堤の言葉に顔が熱くなるのを感じた。珍しく“ありがとう“なんて言わないでよ!



紗良

「なにが?じゃあ切るよ!」


「また明日な?」



堤がまた珍しく優しい声で言った。



紗良

「…また明日」


電話を切ってからしばらく熱が引かなかった。

新しい登場人物


八束(やつか) 天良(そら)

誕生日 4月8日(大学2年生)

性 格

紗良の兄。大学では軽音サークルに入っている。ベース担当。

妹たちのことをすごく大事にしており、特に自分から行動したりはしないが

陰から見守っているタイプ。彼女あり。

サークルの飲み会か彼女とのデートでいないことが多い。


八束(やつか) 莉良(りら)

誕生日 9月28日(高校3年生)

性 格

紗良の姉。真面目でしっかり者。現在、受験生。

兄妹のことは大事に思っているが、気恥ずかしさから言葉が刺々しくなることもしばしば。

紗良のとは年も近いため喧嘩ばかり。


八束(やつか) 綺良(きら)

誕生日 2月28日(小学6年生)

性 格

紗良の妹。年齢的には少し幼く身長も小さめ。3、4年生ぐらいに間違われることもしばしば。

本人的には少し気にしていて、毎食牛乳を飲んで身長を伸ばそうと頑張っているが、

そもそも、言動も幼いためまずはそこからなのではと周りは思っている。

クラスではほわほわしている雰囲気から隠れファンがいるらしい。

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