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君色プライド  作者: あるみ
高校1年生 デート編
23/42

4 前夜-花②-

お風呂から上がって自分の部屋のベッドに座った。

お母さんのテンションの上がり具合には本当に困ったものだ。

別にデートじゃないのに…

確かに堤くんがダブルデートって言ってたけどいつもの冗談だろうし


あ、そうだ!そもそもどこに行くんだろ?

あと集合時間とか?紗良に聞いてみよ。


挿絵(By みてみん)



さて、私は明日の服でも決めようかな。


『え?男の子と遊ぶの!?デートじゃない!』


ふとお母さんの言葉を思い出した。

デート…本当にデートなのかな…

そんな機会まだ私にあるとは思えないんだけど。


そんなことを考えていると紗良から通話がかかってきた。


「もしもし!紗良??」


紗良

『明日なんだけど駅前に10時だって』


「わかったー!どこに行くか聞いた?」


紗良

『隣町のボーリングセンターだって』


「本当!?やったぁー!紗良と行きたいって言ってたところだ!」


紗良

『そうだね…楽しみ…』


何か紗良の様子が変な気がする。


紗良

『花?北条くんから聞くって言ったけど聞けた?』


「あ、そういえば…何か北条くんが言おうとしてた時ちょうど堤くんから電話がかかってきてて聞けなかったんだった。」


それを聞いた紗良はため息をついた。


紗良

『あんのバカ…』


「ん?」


紗良

『あー!なんでもない!気にしないで!じゃあ何にも北条くんは言ってなかったんだ?』


「ううん、そんなことないよ?」


私は今日の一部始終を紗良に話した。


紗良

『ふーん、それで花は男としてどう思うの?』


「そんなの考えたこともないよ。というかどう言う意味かわかんないし…」


紗良

『まぁ、花はそうでしょうね…』


また、紗良はため息をついた。


紗良

『なら今回のデートで北条くんが言った意味を考えな?そして、自分がどう思うのかもね。』


「わかった…て言うか普通に遊ぶだけでしょ?堤くんもダブルデートなんて言って冗談ばっかりで困るね」


私は笑いながら言うと


紗良

『やっぱりそう思ってたんだね…さすがのあいつもそんな冗談言わないと思うよ』


「え?そうかな?」


だとすれば、どうすればいいのかわからない…


「でも、北条くんはそんなつもりないんじゃ?」


紗良

『もしそのつもりだったらどうするの?』


北条くんがデートのつもりで来ていたら…

なぜか顔が熱くなってきた。

おそらくデートという言葉に反応してだろう。

思春期特有のやつだ。


紗良

『なに?どしたの?花?』


「あ、なんでもない…」


紗良

『少し意識した?』


「少しだけね」


その言葉に紗良は楽しそうに笑った。


紗良

『ようやく花も大人になったかなー?』


「もーからかわないでよ!」


紗良

『ごめんごめん、じゃあそれだけだから。また…』


「あ、待って!」


紗良が通話を切ろうとするのを静止した。


「服のこと相談していい?」


紗良

『あーいいよ』


あれ?そういえばなんで服の相談なんかしたんだろ?

いつもなら適当に…まぁいいか…


紗良

『とりあえず明日はボーリングだから動きやすい尚且つ可愛らしい格好だね!』


「パンツスタイルか…そっか!」


紗良

『あと、北条くんは青が好きだから青系でまとめてもいいかもね!』


「なんでここで北条くんが出てくるの?」


その言葉に紗良は呆れた声を出した。


紗良

『なんだそういうことじゃないのか…』


「そういうこと?」


紗良

『なーんでもなーい』


「もー何よ!」


ここから小一時間通話は続いた。


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