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君色プライド  作者: あるみ
高校1年生 デート編
21/42

2 前夜-湊-

まさか、あの通話をした時ちょうど陽太が言うところだったとは…

マジですまん陽太…

だとしても遅いだろ。もうすでに言っていると思っていたのに…

あいつ意外とチキンだな。



俺は風呂に入りながらそんなことを考えていた。



まぁ、そんなことよりデートだ!よっしゃ!

やっちゃんと2人っきりではないのが癪だけど、

陽太たちのことも気になるし一石二鳥だな!俺ナイス!


デートであいつらうまくいけばいいけど、

それでやっちゃんとも親密になれれば俺は



とニヤニヤしながら明日の服を決めていると


「何気持ち悪い顔してんの?」


姉の(なぎさ)が怪訝な顔でこちらを見ていた。


「なんでもいいだろ?こっち見るなよ。」


「ならドアを閉めなさいよ。デートかなんか知らないけど、節度は守りなさい。」


「うるせぇな。わかってるよ。」


俺は扉をドンと勢いよく閉めた。


「湊!静かにしなさい!うるさいよ!」


「わーってるよ!!」


あーくそ!いい気分が台無しだ!

切り替え切り替え!


そんな時携帯が光った。画面を見ると今ちょうど頭に思い描いていた人の名前が表示されていた。


俺は急いで通話に出た。


「も、もしもし!」


紗良

『こんばんは』


「お、おう。どうした?」


紗良

『あの、明日なんだけど。何時にどこで待ち合わせだっけ?花に聞かれて、そういえばあたしも聞いてなかったなと思って』


しまった…そういえば待ち合わせの時間と場所を決めてなかった。というか何をするかも…

一緒にいたいという気持ちが先行していた。


紗良

『まさか、何も決めてなかったってことはないよね?』


「そ、そんなわけないだろ。明日駅前に10時でいいんじゃないか!?」


紗良

『そうだね、いいと思う。ちなみにどこ行くの?』


「あ、えっと…」

湊(内なる声)

『ま、まずい!なんか言わないと、なんでもいい!遊園地とか動物園とか!』


でも、やっちゃんは今まで関わってきた女の子と全く違う。どんなものが彼女に響くのかわからなかった。


紗良

『やっぱり何も考えてなかったんだ。』


やっちゃんは呆れたように言った。


「悪い…」


なんて俺はカッコ悪いんだ…

自分の不甲斐なさに落ち込んでいるとやっちゃんが提案してきた。


紗良

『そうだ!この間隣町にできた、ボーリングセンター行かない?あそこならゲーセンとかカラオケとかもあるし。』


「え?そんなとこでいいのか?」


紗良

『?逆にどんなとこに行きたかったの?』


「いや、なんでも…」


そっか、どこへ行ったって2人で出かけるだけでデートなのか。


紗良

『とりあえず、明日駅前に10時でボーリングセンターに行くでいいんだね?』


「あ、それでいい。」


紗良

『なら、あたしはこのこと花に伝えとくから、堤は北条くんに伝えておいてくれる?』


「わかった。やっちゃん?」


紗良

『なに?』


「ありがとな?」


紗良

『なにが?じゃあ切るよ!』


「また明日な?」


紗良

『…また明日』


湊(内なる声)

『素直じゃないやつ』


俺はより一層デートが楽しみになった。

新しい登場人物


(つつみ) (なぎさ)

誕生日 7月3日(大学1年生)

性 格

湊と同じく人気者で比較的モテるタイプ。見た目も派手めだが一線を引くべきところは引く意外ときっちりしたタイプ。サークルやバイトで夜が遅くなる時が多い。湊とはあまり仲がいいとは言えないが、姉ながらに心配している。

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