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君色プライド  作者: あるみ
高校1年生
11/42

11 放課後-花②-

私は北条くんを待っている間窓の外を眺めていた。

綺麗な夕焼けで雲が金色に染まってる。

カーテンが風で揺れている。

あと少しで日が落ちるな。

少しだけ肌寒くて窓を閉めようと思ったら


陽太

「悪い、待たせた」


北条くんの声が聞こえた。少し息が切れていた。


「大丈夫だよ!お疲れ様!」


すごく急いで来てくれたんだな…

だってユニフォームのままで、ってえー!!

ユニフォーム着たままだ!本当に急いで来てくれたんだな…それにしても泥だらけ…


この泥だらけのユニフォームで必死に走ってきた姿を想像したら思わず笑ってしまった。


陽太

「な、なんだよ」


「だって、野球のユニフォーム着たままなんだもん…」


そう言われてハッとしたようで北条くんは自分の姿を見た。


まさか無意識だったとはますますおかしい。

北条くんのキャラじゃないよ。

どうしちゃったんだろう。


陽太

「待たせていると思ってそのまま来たんだ」


私のために…


「そっか、優しいね。」


それなら笑っているなんて失礼だ。


「それで話って何かな?」


私がそう問いかけるとまた北条くんは黙り込んでしまった。

あれ?なんだろう?この沈黙は?聞いていいんだよね?


北条くんの言葉を待っていると


「まだいたの?あなた達早く帰りなさいね?北条くんは着替えてからね。」


と点検に来た先生に言われ帰ることになってしまった。


私は結局朝の内容を聞けなくてむずむずしている。どうするべきなんだろう。


陽太

「悪い、また今度言うわ。またな。」


「え?北条くん?」


北条くんはおそらく着替えるために私を置いて部室に戻っていった。


私はその後帰り支度をして靴箱へ向かった。


花(内なる声)

『北条くんは"またな"と言っていた。だから私は帰るべきなのかな?』



私は上履きから運動靴に履き替えて校門へ向かった。


花(内なる声)

『今度言ってくれると言ってたし待ってればいいのかな?でも今度っていつなんだろう?』



私は校門で立ち止まった。


花(内なる声)

『いや、こんなこと考えてても仕方ない。本人に聞かないと何も解決しないよね。』



私は靴箱まで戻った。


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