表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
君色プライド  作者: あるみ
高校1年生
10/42

10 放課後-陽太②-

ようやく野球部の練習が終わり、

俺は松見の待つ教室へ向かった。


ガラガラ…


俺が教室に入ると松見は自分の席に座り窓の外を見ていた。


陽太

「悪い、待たせた」


俺が声をかけると松見は振り向き笑った。


「大丈夫だよ!お疲れ様!」


俺は思わず黙り込んでしまった。すごく綺麗だったから。


と思ったら、松見がクスクス笑い出した。


陽太

「な、なんだよ」


「だって、野球のユニフォーム着たままなんだもん…」


そう言われてハッとし、俺は自分の姿を見た。

しまった着替えるのを忘れていた。

しかもその野球のユニフォームは泥だらけで

とても告白をするような格好ではなかった。


陽太(内なる声)

『何してんだよ。俺。何か言い訳を考えろ。』

陽太

「待たせていると思ってそのまま来たんだ」



「そっか、優しいね。」


松見はそういうと続けた。


「それで話って何かな?」


陽太(内なる声)

『しまった!言い訳が話をする流れになったじゃねーか。この格好で言ってもいいものなのか!?ど、どうする…』


と考えていると


「まだいたの?あなた達早く帰りなさいね?北条くんは着替えてからね。」


と点検に来た先生に言われ帰ることになってしまった。


俺はホッとしてしまった。そんな自分に嫌気がさした。


陽太

「悪い、また今度言うわ。またな。」


「え?北条くん?」


俺は着替えるために部室に戻った。


着替え終わって部室を出て俺はため息をついた。

本当に俺は意気地なしだ。

告白なんてすぐに言えばいいんだ。格好なんか気にしないで、誰にとられるかわからないんだ。


そうトボトボと靴箱へ向かうと


松見が待っていたのだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ