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詩*あなたと*

約束

作者: a i o



街は眠った

光は落ちた

窓は静かに

つめたくなった


なんでもない寂しさが

胸に沈む

寝返りをうった先に

仄白い壁紙は浮かぶ


まばたきの音さえ

拾い上げて

吐息の数だけ

埋めたい夜がある


一人ではとても、と

伸ばす手が

君を

掴むことはないけれど


一人ではとても、と

伸ばした手を

君も本当は

知っているだろう


爪弾く弦の震えのように

響かせることが

出来たなら

今夜は心のそばにいて


定まることのない明るさで

闇がぼくらを包むなら

今夜は心のそばにいる















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― 新着の感想 ―
[良い点] いつも巧みに言葉を操り、なんでもないようにスラスラと綴る。3連目と最後の連がとても光っていると思います。 [一言] aioさんの詩、いつも楽しみに待っています。
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