僕はいつも自殺を図る!
僕はいつも自殺を図る!
もう生きているのが辛すぎて、生きる意味を見出せない。
でもなぜなのか? 僕は死ねない!
自殺を図ろうとすると? “目に見えない何かが僕を助けるからだ!”
僕の名前は、浅川満 43歳 独身、個人経営を1年前までしていた。
最初は仕事は軌道に乗っていた。
そのうち、少しづつ赤字が続き会社は倒産。
膨れに膨れあがった借金は、“5億円にもだった。”
到底、今の僕にこんなお金はないし返せる訳がない!
僕は自己破産をして、ひっそりと暮らしていた。
高級タワーマンションから、6畳の和室ぼろアパートに転落。
食べ物も高級肉料理店から近所の一番安いスーパーで割引されるのを
待ちながらお弁当を買う中年オヤジ。
・・・今でも不思議だと思っている事が一つある!
それは! “女性はお金がある男には好きなようにさせるのに、お金が無いと
分かると? 態度も性格も変わる事だ!”
僕がこの女性に何をしたというのだ!
お金がある時は、群がるように僕に纏わりつき僕からお金をたらふく貰い
いい思いをしていたじゃないか!
でも? 僕にお金が無いと分かると? いきなり僕をつけ離した!
まるで僕を厄介者のように扱ってね!
今までの僕の扱いとは真逆だよ。
僕はだからなのか? 未だに独身で居る。
女性が怖いのだ!
“どうせ、この女も金目当てなのだと思うと?” 恋愛対象として
到底見れやしないよ。
僕はもともと、いい所の子供でね!
父親は某会社の社長だった。
母親は僕になんでも買ってくれたし、僕が中学生になると、、、?
月のお小遣いが10万円になった!
僕は何不自由なしに生きてきたんだと今、ようやく思うようになった。
“金持のボンボンの息子。”
そこから順調に、個人経営者になり絶頂の日々を暮らしていた。
そんな時、僕に近づいて来た男にお金を騙し取られる。
社会を知らなすぎた僕は、この男に簡単に騙され全てのお金を取られる。
しかも? “いつの間にか、この男の保証人までなっており。”
膨れに膨れあがった借金は、“5億円!”
正直、そんなお金をどうして返していいモノか?
父親に頭を下げてお金を借りる事もできたが、僕は父親が大嫌いだ!
どんな事があっても、“父親にだけは頭を下げたくない!”
母親はそんな僕を心配していたけどね。
それでも、僕は自己破産をする事を決める!
生活保護を受けながら、今は質素な生活を送っていたら、、、?
・・・またあの男が僕の前に現れる!
【ピーポーン】
『はい!』
『よお! 久しぶりだな、浅川クン。』
『なんでココが分かった? ここに何しに来たんだ! 金ならもう無いぞ!』
『知ってるよ、お前! 自己破産したんだってな!』
『・・・あぁ、』
『でも? お前の親父、某会社の社長らしいじゃないか!』
『もう僕に構うな!』
『そんな言い方するなよ! 俺達友達じゃないか。』
『お前が僕の友達な訳ないだろう! もう我慢できない、お前を殺す!』
『・・・ちょ、ちょっと待てて! 分かった、今日はもう帰るよ。』
『もう来るな! 次は確実にお前を殺すからな!』
『おー怖っ! まあいいよ、またな!』
『・・・・・・』
・・・僕はまたこの男に纏わりつかれる。
僕にまだお金の臭いを感じ取っているらしい。
でも? それは僕のお金じゃない!
父親のお金だ! 財産だ! 僕に何の関係もない!
だから僕は自殺を図る!
でも死ねない! 誰なんだ? なんで僕を助けるんだよ!
死ぬ場所を求めて、人気の全くない山奥に入り、首つり自殺を試みる。
大きな木にロープをかけて首つり自殺。
でもその大きくて丈夫な木が折れる。
次はビルから飛び降り自殺。
10階以上のビルから飛び降り自殺。
でも? その日、下にマットが何個も捨てられていて僕は怪我一つしなかった。
僕は飛び降り自殺も未遂で終わる。
次は交通事故を図った。
猛スピードで走って来る車にぶつかって死ぬつもりだった。
それも失敗する。
猛スピードで走って来た車は、僕の目の前で急ブレーキで止まった。
僕は怪我一つしなかった。
それどころか、運転手に1時間ほど説教されてトボトボ一人家に帰る。
こうなったら? 僕は自分で自分を殺す事を考える。
家にあった包丁で自分の胸を刺すはずが、両腕が動かない!
何か見えない力で、持っていた包丁を投げ飛ばされる。
包丁は部屋の壁に突き刺ささった。
・・・そうか、僕が自殺を図ろうとすると? 見えない力で僕を何かが
助けていた事に気づく。
死にたくても死ねない! “何か大きくて見えない力。”
僕は大きな何かに守られていると気づいたんだ!
死ねないなら、頑張って生きるしかない!
僕はようやく重い腰を上げて働く事をはじめる。
そのうち、あの男も僕に付き纏わなくなった。
気が付けば、僕は普通の生活が出来ていた。
小さな会社で僕は、“社員になれた!”
何十年と居なかった“彼女もできた!”
貯金も少しづつだが、コツコツ増えていった。
僕は彼女と結婚をする事も決まった。
全ては、とんとん拍子に話が進んで行く!
僕の人生は、いつも自殺を図るところから小さな幸せを手に入れた!
人生は180度ひっくり返す事が出来るんだ!
いつだって! 自分自身の考え方が変わればやり直せるという事!
僕もその1人なんだと気づいたよ。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。




