2.ぱーてぃ?
異世界転生した主人公がチート能力で無双するお話です。無双させつつ、しっかりストーリーにもこだわっていきたいです。楽しんで読んでいただけると幸いです。
「うわぁ…」
なんというか、思ってたより…
「小さくないですか?パーティっていうから、もっと大きいの想像してたんですけど」
なんと、ダニエルさんに連れられて来たのは、ボロッボロの一軒家。
しかも中はテーブルとイスが2脚というとても簡素な作りだ。
「イスが2脚しかないって、…このパーティ何人いるんですか?」
「今は俺ともう一人の2人だ。昔はもっといたんだが、みんなケガや結婚で引退しちまってな」
そうなんだ…。っていうか、この人数で戦えるの!?
「昔はそこそこ強くて、活躍してたんだよ。だから、街の人たちにも頼りにされてる」
でも、この人数じゃ田舎の交番みたいになってるけど。
「ところでお前、スキルは?」
へ?すきる?なにそれ?
「もしかして、ないのか?」
だからなにそれ?
「し、知りません…」
「何!?知らないのか?鑑定してもらったことないのか?」
「はい」
「一度も?」
「ハイ…」
「マジか…」
あれ?なんかびっくりされてる?もしかして、この世界じゃみんなスキルを鑑定してもらうのが普通なのかな?
「よし、わかった。じゃあ鑑定してもらおう」
ちょっと気になるかも。
「教会でやってもらってもいいんだか…、ルイにやってもらうか」
ルイってだれ?
「よし。行くか」
そう言うとダニエルさんは、わたしをヒョイっと担いで歩きだした。
え!?よしじゃないよ!どこいくのよ!
女子高生持ち上げんじゃないわよ!日本だったら速攻捕まるよ!?
「助けてぇぇーー」
私の悲鳴が街にこだますも、お巡りさんが助けに来てくれることはなかった…ガックリ…。
読んでくださってありがとうございます!
これから頑張っていきます!
よろしくお願いします。