プロローグ
異世界転生した主人公がチート能力で無双するお話です。無双させつつ、しっかりストーリーにもこだわっていきたいです。楽しんで読んでいただけると幸いです。
強風が吹きつける中、ひとりの少女かビルの屋上に立っていた。
「これで…これでやっと…」
彼女の目に光は無く、真っ黒な海の底のようだ。
「やっと…!」
そして、彼女は初めて穏やかな顔をする。
それからわずか数秒後、人の少なくなったビル街に、肉が潰れる音と、悲鳴が響きわたった。
まだ幼さの残るひとりの少女の人生はそこで終わり、そこには少女だったものが残された。
ーー終わったはずだった。
「…は?」
目に飛び込んできたのは、賑やかな街並みだった。
続いて街の喧騒が耳に入ってくる。
「ここ、どこ?」
やけに色鮮やかだと思ったら、街の人たちの髪の色は、金髪から始まり、ピンク、ブルーと色とりどりだ。
そしてなんと、耳と尻尾まで生えている人もいる。
「おぉ、色鮮やかだ…」
ってそうじゃなくて!
「私、死んだ…はずだよね?」
え?まってまって?死んだよね?だって自殺したもんね?どういうこと?
「もしかして」
もしかしてだけど、
「異世界転生してるぅーーー!?」
読んでくださった方、ありがとうございました。
意味ありげなところで終わりましたね。
これから頑張っていこうと思うので、応援よろしくお願いします。