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思惑

 とある山間部に建てられた屋敷にて。

 メイドが持ってきた通信石を受け取ったハーリーズ・トルフィティは聞こえてくる声に耳をすませた。


『ご無沙汰しております』


「一体どうしたというんだ」


『父上、実は』


 通信相手から語られたのはハーリーズにとっての孫娘、リティアニーカのことだった。才能がない落ちこぼれで、トルフィティ家から養子に出すことになった娘である。


「ふむ……。しかし、まだフリーティが術師大会でハルビア家に負けるのが確定しているわけではあるまい」


『もちろんです。私はフリーティを信じております。しかし、もし、四大貴族としての称号を中流貴族に奪われでもしたら、我がトルフィティ家は』


「高を括ってはいられない、か。よかろう。あの娘の力が必要というならば、こちらで手を打とう」


『し、しかし、突っぱねていて、我々には力を貸さないと』


「甘いな、息子よ。あの娘の意思など必要ないだろう? ほしいのはトルフィティ家が継いできた召喚術師としての才能だ」


 ハーリーズは笑って、通信石の通話を切った。

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