212.4話 登場人物紹介 その4
先に1話更新していますので、まだの人はそちらからどうぞ!
アリエル・アルヴァレス
女性 誕生日:十月七日 年齢:20歳
身長:173cm バストサイズ:H(作中最胸)
髪:腰まで届く白銀のゆるふわパーマ 目:琥珀
魔導器:ロザリオ型 魔導武装:ランス
一人称:ワタクシ
本作のメインヒロインその3。
フランス支部所属の魔導士で、最高序列第四位〝聖霊の歌姫〟と呼ばれている。
世の人間が理想とする美を一人に集中させたかのような絶世の美貌を誇る女性で、万人を魅了する歌声を持っている。
品行方正で才色兼備な彼女は、現代の聖女と謳われる程にパリの街では人気があり、その評価を裏打ちするかのように、言動は優雅な淑女そのものである。
しかし、その本性は大変な悪戯好きであり、女神のような悪魔の笑みを浮かべて相手があたふたする様を眺めることが好きである。
主な被害者はクロエと司。
一見酷いだけのように見えるが、彼女の悪戯好きは孤独を嫌うが故の一種の自己防衛である。
悪戯をしている間だけは、相手は自分を見てくれるからだ。
アルヴァレス家の威光や自身の美貌を見るだけで、彼女自身を見ようとしない人は彼女には必要ないのである。
逆にクロエや司に悪戯をするのは彼女なりの甘えである。
相手との距離を適切に測り、限度はしっかりと見極めてはいる。
魔導六名家の一つに数えられるアルヴァレス家の人間だが、彼女を愛人の娘と毛嫌いする先代当主の祖父と、ローラへの愛を拗らせたダヴィドの策略により、母であるローラが亡き後は望まぬ勉強や見合いを強制され、挙句に家族と離れ離れになってしまう。
以降は実家に戻るため、家族に再開するために魔導士として邁進し、最高序列に名を連ねるまでに至る。
しかし、本編の騒動においてダヴィドが黒幕だと判明し、自身の努力や願いが無駄だったと絶望するが、それは違うと断言した司の言葉に救われ、何よりアリエル個人を守ろうとする彼の姿に心を打たれて好意を抱く。
事件解決後、念願の帰省と再会が叶い、形だけで保留状態とはいえ司を自身の婚約者とする大胆さを発揮するようになる。
なお、事件以降も魔導士は続けるものの、聖職者の仕事は辞職した。
クロエ・ルフェーヴル
女性 誕生日:十二月二十四日 年齢:19歳
身長:176cm バストサイズ:E
髪:ダークブラウンのセミロングを編み込んでいる 目:紫
魔導器:指輪型 魔導武装:ソード
一人称:ワタシ
フランス支部に所属する魔導士の一人で、アリエルの従者にして幼馴染。
司が女騎士っぽい性格をしてると表現したように、非常に厳格な性格で、誰に対しても厳しい態度で接するが、敬意をはらう相手には穏やかな対応をする一面もある。
筋金入りの男嫌いで、アリエルに近付こうとする男には特に厳しい対応をしている。
アリエルの父親であるレナルドや自身の父親は例外だが、司相手には一層厳しい。
事件解決に貢献してアリエルを救うだけでなく彼女の初恋相手ではあるため、一定の信頼は寄せているものの、本人の男嫌いと司の女性に対する好かれやすさもあって、複雑な胸中である。
動きやすさを重視して男装を好むものの、女性らしい体つきで美人でもあるため、実はアリエル狙いに見せかけてクロエにアプローチを仕掛けて来た男性もいる程。
だが、本人は恋愛に興味はなく、アリエルの美しさと自分を比較して男に好かれるような女でないし、好かれたいとも思っていないため、自身へ向けられる恋愛感情には疎い面がある。
その鈍感さは察しの悪い時の司以上である。
また、厳しい性格に反して涙脆い面もあり、特にアリエル関連の出来事には弱い。
ルシェア・セニエ
女性 誕生日:四月二十日 年齢:16歳
身長:155cm バストサイズ:D
髪:青色のボブカット 目:青
魔導器:指輪型 魔導武装:六章で分かるそうですよ!
一人称:ボク
本作のメインヒロインその4。
本作のメインヒロインその4。
大事なことなので二回言う。
フランス支部に所属する魔導少女歴二ヶ月の新人。
司や鈴花と同じくフランスのパリで普通の生活を暮らしていたが、ある日フランスに現れた唖喰に襲われたところをアリエルに助けられ、以降彼女のファンとなり、彼女の力となるために魔導少女を志す。
ポーラの執拗ないじめに屈さず、自身の夢のために努力を怠らないひたむきな性格で、ゆずからも魔導士向きの性格と太鼓判を押されている。
実際、鈴花やポーラにもあったような慢心は彼女にはない。
交流演習の間に司達と交流を重ね、クロエが教導係となって将来的にアリエルの傍付きに任命されるなど、魔導少女として破格の躍進を遂げる。
しかし、その矢先にアリエルの篭絡を目論むダヴィドの魔の手によって、自身の夢と司達との記憶を盾に純潔を失い、脅迫されてしまう。
アリエルと司への思いとダヴィドへの恐怖板挟みになって精神的に摩耗するが、司からの絶対の信頼に救われ、反旗を翻したことがアリエル救出の決め手となった。
事件解決後はメンタルケアのために通院することになったが、明るい性格を取り戻している。
だが、このカウンセリングにおいてある事実が判明し、それは彼女の体を蝕む毒と化していた。
そのあたりは六章にて明かされるので、この場では詳細を伏せる。
なお、彼女のメインヒロイン化については最後尾にて説明する。
レナルド・アルヴァレス
男性 誕生日:八月八日 年齢:48歳
身長:181cm
髪:短く切り揃えた金髪 目:琥珀
一人称:僕
魔導六名家の一つに数えられるアルヴァレス家の現当主であり、アリエルの父親。
温和な性格であるが、カリスマ性が高く人に好かれやすい。
弟であるダヴィドからの嫉妬に気付かず、彼の凶行を許した結果ローラを亡くし、アリエルとも離れてしまったことを後悔している。
ダヴィドを止め、アリエルを救った司のことはかなり気に入っており、彼をアリエルの婚約者として認めたのは娘のためはもちろん、彼を自分の家族として迎え入れたいという意思があったためである。
レティシア・アルヴァレス
女性 誕生日:十一月三日 年齢:44歳
身長:168cm バストサイズ:C
髪:カール状の金髪 目:青
一人称:私
レナルドの妻で、アルヴァレス家の第一夫人。
アリエルとは血は繋がっていないが本当の娘のように愛している。
未登場ではあるが、跡継ぎの息子と娘がおり、二人も姉であるアリエルを慕っている。
ローラとは当初は仲が悪かったものの、次第に互いの想いを通わせたことで意気投合し、共にレナルドに婚約を迫る程。
元魔導士であるため、唖喰と戦うアリエルへの心配はレナルド以上である。
そんなアリエルを守ると宣言した司のことは気に入っており、彼をアリエルの婚約者として認めると最初に提案したのも彼女である。
ローラ・R・アルヴァレス
女性 誕生日:一月九日 年齢:享年25歳
身長:153cm バストサイズ:F
髪:白銀 目:ターコイズブルー
一人称:私
故人。
アリエルの実の母親で、彼女からは尊敬の念を向けられていた。
下町の小さなバーのステージで歌う歌手で、知る人ぞ知る歌姫とされていた。
ダヴィドからは様々なアプローチを受けていたが、全てやんわりと断り、自身は一目惚れをしたレナルドとの愛を深めていった。
このことがダヴィドの劣等感を爆発させる結果となり、本編の事件を引き起こす要因となった。
自分の女になれば復讐はしないと語ったダヴィドに、自分はレナルドを裏切れないこと、なによりダヴィド自身にそんな復讐をしてほしくない一心でその要求を断るが、逆上したダヴィドに殺害されて事故死と偽って処理された。
仮に健在であれば、レナルド達と同じようにアリエルの恋を応援していただろう。
ダヴィド・アルヴァレス
男性 誕生日:二月一日 年齢:47歳
身長:180cm
髪:金髪のオールバック 目:青
一人称:私
フランス支部の支部長であったが、事件後に解任される。
レナルドの弟でアリエルの叔父。
五章における一連の事件の黒幕。
幼い頃からいくら努力しようとも常に上を行くレナルドに劣等感と嫉妬を抱えていたが、一度は勝つことを諦めて表面上は普通の弟として彼に接していたが、ローラへ失恋したことで溜まりに溜まった劣等感が爆発し、復讐を企てる。
そのために組織を私物化したり、自分が殺したローラの代わりとして彼女の娘のアリエルの篭絡を目論むなどをする。
これに並行して徐々にローラに似ていくアリエルに手を出さないように、ルシェアを始めとして多くの魔導士・魔導少女を慰み物にして来た。
行為中の写真や動画をネタに彼女達を脅し、好き放題にしてきていた彼だが、司の登場に計画を狂わされることとなる。
そうしてアリエルに手を出そうとしたこと、ローラを殺害したこと、ルシェアを含めた魔導士達を散々傷付けたこと、挙句にゆずと菜々美に手を出すこと等を口にしたため、司の逆鱗に触れて復讐を阻止される。
結果、全てを失うこととなり、長年の計画が水の泡になったことで廃人のようになっているという。
司に唖喰以外で嫌いな人物を挙げさせた場合、真っ先に名前が挙がるクズ。
ポーラ・プーレ
女性 誕生日:六月二十三日 年齢:21歳
身長:163cm バストサイズ:B
髪:ライトブロンドのシニヨン 目:茶
魔導器:悪趣味な装飾ジャラジャラの扇 魔導武装:鉄扇
一人称:ワタシ
元アリエル親衛隊のリーダー。
魔導士となる以前から他人を見下す傲慢な性格をしていたが、魔導士となって以降はさらに助長していた。
ルシェアより前の新人の魔導少女をいじめていたが、それは自分より才能のある彼女達に嫉妬し、自らの地位を脅かされないようにしていたという、小山の大将のような理由である。
魔導士としての実力はかなり低く、下位クラスの唖喰としかまともに戦えない程。
にも係わらずあれだけ偉そうなのは、多分病気。
最終的に菜々美や自らの手を離れた親衛隊達と共に戦おうとせず、魔導士としての資格を失う。
以降は強制テスターとして無償労働させられているが、かつての活気はないという。
コレット・カルヴェ
女性 誕生日:三月三十日 年齢:21歳
身長:165cm バストサイズ:C
髪:金髪のサイドテール 目:青
魔導器:ネックレス 魔導武装:スピア
一人称:ワタシ
アリエル親衛隊の一人。
ポーラと同期の古参ではあるが、ポーラの腰巾着であった。
ポーラ同様ルシェアをいじめていたが、ポーラと違って彼女の場合は、諦めないルシェアの姿にある種の嫉妬を抱えていた。
クロエの叱責によって奮起した親衛隊の中では最も長く戦ったため、才能自体はポーラより上。
事件解決後は親衛隊の新たなリーダーとなり、以前とは打って変わってルシェアとは良好な関係となっている。
~~~~~~
※唖喰※
グラットニーモス
蛾の姿をした下位クラスの唖喰。
翅を含めると人の顔程の大きさがあり、戦闘能力に関してはラビイヤーより下であるが、常に群れるためはぐれが生まれないという一点において、ラビイヤーより上だとされている。
捕食方法は胴体部を開口して噛み付くというシンプルなもの。
一体一体であればそこまで脅威ではないが、前述のように群れをなして飴に集る蟻のように獲物に食らいつくため、一度噛まれると死を覚悟しろと言われる程。
ゆずのミリオンスプラッシュや菜々美のディミル=スウェールのような広範囲攻撃には滅法弱いため、冷静に処理すればポーラ達のように手こずることはない。
名前はグラトニー(暴食)+モス(蛾)
クインアミーワスプ
スコルピワスプの上位互換である上位クラスの唖喰。
名前の通り、共生関係であるグラットニーモスを使役することが出来る。
その統率力は脅威の一言であり、腹に何万とのグラットニーモスを内包している。
逆に言えばそれ以外の能力を有していないため、単体の戦闘能力は上位クラス最低である。
しかし、だからといって舐めていけないのが唖喰。
普通にクインアミーワスプを倒した場合、腹にいたグラットニーモスが一斉に襲ってくるため、ゆずのクリティカルブレイバーを始めとした広範囲攻撃の術式で腹のグラットニーモス毎消滅させるのが望ましい。
これを忘れるか知らずにいたせいでやらかして死ぬ魔導士もいるため、教導係は割と口酸っぱく注意している。
名前はクイン(女王)+アーミー(軍隊)+ワスプ(スズメバチ)
アルニーケネージ
蜘蛛のような姿をした悪夢クラスの唖喰。
個体の戦闘能力はベルブブゼラルより下だが、内と外で対応を変える必要がある厄介な唖喰である。
内の場合、敵の攻撃がガンガン来る、糸の檻に閉じ込められるためいざという時の逃亡も出来ないが、弱点である胴体を攻撃することが出来る(当てられるとは言っていない)
外の場合、敵の攻撃が届かないため安全だが、強固な防御力で以って弱点である胴体を狙い辛くなるため、時間が掛かってしまう。
そんな外から糸の檻をぶち抜いただけでなく、敵の防御をガン無視して次々と攻撃を叩き込めるアリエルとゆずがおかしいのであって、普通は本編のように簡単にはいかない。
というかあの場に季奈がいた場合、百華繚乱で糸の結界毎胴体を切り刻まれるため、最高序列の前では自慢の防御力は紙同然である。
名前はアルケニー(人の上半身がある蜘蛛のモンスター)+ケージ(檻)を組み合わせたもの。
ちなみに明確なイメージモデルが存在する唖喰であり、その元ネタはピク〇ンのダ〇グモ。
あのダマ〇モの足の内側に入った状態で、外に出ようとするピ〇ミンが食われると考えれば、どれだけヤバいか分かるだろう。
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☆余興☆
まどにちキャラの〇〇top5!
唐突だけど、やってみたかったんや!
軽く五つくらいやります。
☆バストサイズtop5☆
1位:アリエル(H)
2位:ローラ(F)
3位:ゆずママ(E+)
4位:ゆず(E)
5位:クロエ(E-)
☆料理上手top5☆
1位:菜々美
2位:クロエ
3位:ゆず
4位:初咲
5位:占星の魔女
☆性欲top5☆
1位:ダヴィド(性犯罪者、実刑済)
2位:菜々美(むっつり)
3位:アリエル(オープン)
4位:ゆず(恥ずかしいけど興味あり)
5位:クロエ(レズ)
☆美貌top5☆
1位:アリエル
2位:菜々美
3位:ゆず
4位:ルシェア
5位:クロエ(男装しなければ3位)
☆司LOVEtop5☆
1位:ゆず(9999/100)
1位タイ:菜々美(9999/100)
1位タイ:アリエル(9999/100)
1位タイ:ルシェア(9999/100)
1位タイ:美沙(9999/100)
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ルシェアのヒロイン化について。
ここからは無礼講です。
まずは魔導少女の愛する日常、略してまどにちの五章を最後まで読んでいただきありがとうございました。
いやぁ、四章が終わって一週間の休みを頂いたのちに9月15日から更新を始めて、約四か月に及ぶ長い期間続く長編となりました。
ホント、作者でもこんなに掛かるとは思っても見ませんでした。
新キャラもたくさん出るわ、司とヒロイン達の関係が一歩進むわ、で書くことが多かったのが原因だと思います。
特に重要なのが唖喰の絶滅不可と、アリエルとルシェア関連の話ですね。
前者はこのタイミングじゃないと明し辛い秘密だったし、二人の新ヒロインに関してもしっかりと描写したいという意思があったからこそです。
身も蓋もない言い方をしますと、五章の話はアリエルを司に惚れさせるためのものです。
まぁそれはアリエルの登場時からなんとなく察していた読者様もいたと思います。
本題はルシェアですよ。
一体いつ彼女がヒロインとして扱うこと決まったのかといいますと、五章のプロット(という名の箇条書きメモ)を作成していた時です。
五章初期構想時、ルシェアはいなかったんですよ。
じゃあなんで出すことになったかっていうと、ルシェアがいない初期五章では、司が行方不明のアリエルの元へ自力で辿り着いていたんです。
いや、流石にそれは司が凄過ぎるなと思い直し、ダヴィドの被害者の一人が彼をアリエルの元へ連れて行く展開に変更。
はい、それがルシェアです。
つまり、彼女がヒロインにあるまじき貫通済みとなっているのはこのせいです。
ルシェア推しの方、本当に申し訳ない。
そんなこんなで登場した彼女ですが、そんな活躍をした分アフターケアもしないとと思って先の展開にも混ぜてみたところ、ゆず達と遜色のないキャラをしていると思い、いっそヒロインにしようと思い切りました。
だからこそ、五章であれだけ彼女をしっかり書けたと思います。
さてさて、そんな彼女が五章だけで出番が終わるわけないですよね?
というかルシェアの紹介部分で思いっきり六章で分かるって書いてあるけど……、まぁ、六章でも引き続きルシェアは出番があります。
以上、ルシェアのヒロイン化の理由でしたー!
ここまで読んで下さってありがとうございます。
活動報告にもある通り、2週間のお休みを頂きます。
その間にバレンタインSSを更新しますので、是非お楽しみ下さい。
まどにち六章は2月20日に開始する予定です。
新作の短編「配達先の幼女が癒し系過ぎる」を投稿していますので、そちらもよろしくお願いします。
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