160話 一年の異常人事
俺達が気付いたこと、ルシェちゃんが受けたポーラからのいじめのこと等々、あらかたアリエルさんに伝える。
「――なるほど、ワタクシやクロエの目の届かないところでそんなことが……」
「あいつらめ、なんと不届きなことを……!」
一通り聞き終えたアリエルさんは悩まし気な表情で考え込み、クロエさんは心頭極まりないといった風に明確な怒気を顕わにしていた。
「それらの現状を知って、ワタクシ達がどれほど把握していたかを知るべく、ナミキ様達はこうしてお会いになられた、というわけですのね」
「はい。今のフランス支部の現状は目に余ります……アリエルさん、あなたという人がいながらどうしてここまでの事態が起きているのですか?」
ゆずがアリエルさんに切り込む。
多少の悪戯好きであっても、クロエさんを諌めたりするなど、誰にでも分け隔てなく接するアリエルさんをみれば、確かに彼女ならポーラ達の暴挙を止めることが出来たはず……暗にゆずはそう告げていた。
捉え方によってはアリエルさんを責めるような物言いに、クロエさんから何か注意されるのかと身構えるが、彼女は憎々し気に顔を顰める程度で、何も言って来なかった。
そんなクロエさんの反応に疑問を抱いていると、アリエルさんが目を伏せながら口を開いた。
「……今のフランス支部はワタクシとクロエを除いて、有力な魔導士が在籍していないのですわ」
「は、そ、それってどういうこと!?」
鈴花が驚きの声を上げる。
俺も声こそ出ていないものの、同様の驚きが胸を走った。
アリエルさんから伝えられたフランス支部の現状は、予想よりも最悪のものだった。
「ゆずちゃんが一年前の交流演習に参加した時に居た人達が、二人以外いないってことなんじゃ……」
「そんな……たった一年でどうして……」
菜々美さんが告げた言葉に、ゆずが信じられないという面持ちで悲痛な感想を述べた。
いくら魔導士の入れ替わりが激しいからって、二人以外のベテランがいなくなるなんてことがあるのかよ……。
「あ、その話なんですけど、パーティーの後でユズさんと約束してから、フランス支部に長くいる人に尋ねたら、ほとんどの人が寿退役されたって聞きました!」
先の説明中に気絶から復帰していたルシェちゃんがそう付け加えてくれた。
寿退役……つまり結婚して魔導士を辞めたと齎された情報は表面上だけみれば喜ばしいものだったが、たった一言だけで不穏なものへと変わっていた。
「ほとんどって……それこそおかしいだろ……」
「え、なんで!?」
「結婚だなんて、喜ばしいことじゃないんですか?」
鈴花とルシェちゃんが理解出来ていない様子で戸惑っていた。
まだ十代で学生の俺達にとって、結婚なんてあまり関心のないことだろうから仕方ないけど、それでも異常だ。
「初咲さんを思い出してみて下さい。あの人も決して出会いがなかったわけではありません……」
「……先輩もよくぼやいていたけれど、魔導士が戦いに赴くタイミングって唖喰の出現タイミングによるから、どうしても付き合いが悪くなって、破局しちゃう男女が多いの」
「え、ま、待って……いくらそれだけのベテランの人達が一年の間に結婚を決意出来る程の相手に巡り合うとか、奇跡ってレベルじゃない?」
「ええ、奇跡だからこそ、妙なのですわ」
ようやく理解が追い付いた鈴花に、アリエルさんが解り易い答えを出した。
「退役した人数はおよそ二十人……その内十二人が婚姻前の妊娠を理由に退役しているのだ……」
クロエさんが物凄く嫌そうな気分を隠す気無しの表情で、そう言った。
婚姻前の妊娠――所謂デキ婚は、現代じゃ特に珍しいことじゃない。
妊婦となった女性が出会いの少ないはずの魔導士で無ければ。
出会いが少ないのに、二十人もの女性が一年の間に結婚したいと思えるような相手に出会って結婚前に妊娠なんて、どう考えてもおかしい。
「退役した彼女達に、そういった恋愛事情の類は聞いたことがありません……それに退役した二十人全員が揃って記憶処理を受けているのも気掛かりです……」
「ええ!? 生まれた子供をアリエルさんに見せたりしないんですか!?」
「まだ妊娠中ではありましたが、何度か見掛けてはいますわよ? こちらが一方的に相手を知っているだけですが……」
「……規則ですもんね」
アリエルさんが悲し気に瞑目した。
記憶処理を受けた魔導士・魔導少女に対して、同じ職場等の理由がない限り、不用意な接触は避けるように決められている。
魔導士・魔導少女を辞めて、元の日常に戻った人に余計な混乱を与えないためだ。
魔導と唖喰の記憶を消すため、魔導士になる前から交流があった人ならともかく、そうでない人のことは記憶処理の対象に含まれてしまう。
なぜなら、魔導士になってから出会ったのに、記憶を消してしまったらその人とどうやって知り合ったのか思い出せず、混乱してしまうことになる。
記憶処理術式の機能の中に、創作でよく見る別の記憶にすり替わるような都合の良いものはない。
さらに言えば、一度消去した記憶はどのような手段を用いても決して戻ることはないし、魔導士として稼いだお金があれば生活には困らないだろうと、退役後は組織からのサポートを受けることが出来なくなってしまう。
だから、魔導士になってから友情を育んだ相手であっても、記憶を消した相手との接触は避けるようにと言われている。
アリエルさんの場合、退役していった魔導士達が将来に不安を抱えて教会に参拝に来ることがあるそうで、共に戦ってきた思い出も忘れて、自分を聖女と扱うかつての仲間に対して、どんな思いがあったのか……。
「その彼女達を見掛ける際に、どうしても不可解な点がありますの」
「不可解な点?」
アリエルさんが教会で仕事をしている時に何度も見掛けた元同僚の姿に何か違和感があるらしい。
「彼女達の伴侶……つまり夫を見たことがないのですわ」
「仕事とか無宗教だからじゃないんですか?」
菜々美さんがパッと思い付いた理由を述べるが、アリエルさんは首を横に振って否定した。
「一度、相談を受けまして、育児が不安なら旦那様に支えてもらっては、と助言したところ『この子の父親が誰なのか分からない』と返って来たのです」
「は?」
「え、それ、おかしくない? 寿退役したのに旦那がいないとか、明らかに異常じゃん……」
俺達はあまりに異常な事態に、大きく戦慄した。
結婚するために魔導士を辞めたのに、旦那がいない……じゃあ、そのお腹の子供はどういう経緯で生まれることになったんだ?
「流石に異常だと感じたワタクシは、規則を破ることになると理解しつつも、クロエにその元魔導士の近況を探るように命じましたわ」
規則を破ると言っても、明らかな異常を前に四の五の言っていられないのは仕方ないだろう。
むしろ、即行動に移せるアリエルさんの慧眼と判断力は称賛されるべきだ。
「そうして調べた結果、その女性を含む二十人全員に伴侶は存在しておらず、さらに三名が自殺、六名が中絶を行ったという情報を得ることが出来たのだ」
「そんな……」
クロエさんの調査報告にゆずがポツリと漏らし、俺達は絶句する。
唖喰が関わっていないとはいえ、死者が出ているのは予想外だった。
シングルマザーとして子育てをする気力を持てずに自殺……そりゃ、自分も知らない相手に妊娠させられた子供を愛せるかは人それぞれだけど……。
魔導士として世界と人のために戦って来たのに、守って来たはずの人に傷付けられるなんて、そんなの、あんまりだ。
気付けば、握り拳を作っていた。
同じ魔力持ちの男として、元魔導士達を見捨てた男達に嫌悪感を覚えていた証拠だった。
……俺は絶対にゆず達を見捨てない、ずっと彼女達の味方でいよう。
そう切に心内で誓う。
「これだから男と関わりを持つことは嫌なのだ! 無責任に子を孕ませた挙句に捨て置くなど、人の風上にもおけん!!」
クロエさんが元魔導士の仲間達に手を出した男達に対して、そう怒鳴り散らした。
なるほど、彼女の男嫌いは根っからのものに加え、元同僚達の悲劇の元にもなったことで拍車が掛かったのか……。
それで敬愛するアリエルさんが同じ目に遭うことを危惧して、それなら男そのものを寄り付かせなければいいという考えに至ったのか。
「でも二十人全員が旦那さんの存在を知らないってことは、二十人分の男性がいたってわけじゃないよね?」
「そうですね……魔力持ちの男性は本当に少数で、日本支部でも司君と隅角さんの二人だけです。職場恋愛の線であたってみても、他国の支部といえどそれほどまでの人数の男性がいるとは思えません」
菜々美さんの疑問に、ゆずが答える。
そう、組織の一員である男性と知り合って関係を築いたとしても、記憶処理を受けた二十人全員がお腹の子供の父親を把握していないのはおかしい。
二十人分の男がいないのなら……。
「あんまり考えたくねえけど、少数の男が二十人の女性を妊娠させたってことか?」
「その線が濃厚だ……全く、性欲に忠実な獣と変わらんとは、汚らわしいにも程がある……」
クロエさんが俺を睨みながら、俺の予測に同意した。
違うよ。
傍から見たら美少女四人を侍らせてるように見えるけど、全員プラトニックな関係です。
二名から好意を寄せられてるけど、そんな下心で接したことはないからな?
「えっと、フランス支部の男性は、ボクが知っているだけでもダヴィド支部長だけです」
「え、それじゃあ……」
「それはありえませんわ」
ルシェちゃんでも把握しているフランス支部の男性に、鈴花がその人を犯人ではと言う前に、アリエルさんが遮って否定した。
「叔父様……ダヴィド支部長は独身ではありますが、男女関係においては厳しい価値観をお持ちの方です。生涯でたった一度だけ愛した女性を未だに想ってらっしゃると聞いたことがありますわ」
「独身で一人の女性だけを愛しているって、初恋の人は他の人と結婚したってことなの?」
「はい、その女性とは恋破れたものの、お父様から結婚相手を紹介すると仰られても、次の恋すら浮気だと考える程に愛しているそうですわ」
「とても愛情深い人なんですね」
そうだ、フランス支部の支部長はアリエルさんの叔父なんだったっけ。
身内のアリエルさんがそういうなら、ダヴィド支部長は容疑者から外れるわけだ。
「それなら、船上パーティーでルシェちゃんに痴漢行為をしたおっさんみたいな、組織に融資している企業や財団が怪しいんじゃないか?」
「ああ、それはあるかもね」
「なんだと!? そんな不届き者があの会場にいたのか!?」
うわ、クロエさんの男嫌いセンサーに引っ掛かった!
いやでもこれはクロエさんじゃなくても怒るよな、うん。
「それはもう大丈夫です。まだ初対面じゃなかったツカサさんが助けてくれました!」
「む……マッチポンプじゃないだろうな?」
ルシェちゃんが何ともないと答えるが、クロエさんは初対面ですら無い相手を助けたことを、俺が仕組んだのではないかと訝しんでいた。
「一介の男子高校生がどうやって外国企業の重役とそんなことを企てるんだよ……」
「……ルシェア・セニエに免じて、一応はそういうことにしておく」
あっさりと論破されたクロエさんは、反論出来ずに仕方ないという風に引き下がった。
ホント筋金入りの男嫌いだな。
「まぁ、見ず知らずの少女を助けられるなんて、リンドウ様はお優しいのですね」
「ええ、彼は困っている人を放っておけない人ですから」
「どうしてゆずちゃんが誇らしげなの? でも私も助けられた一人だから同じ気持ちだけどね」
クロエさんとは対照的に、アリエルさんからは称賛を受けた。
ゆずが何故か誇らしげに返し、菜々美さんもツッコミつつも同意した。
「……とにかく、同僚達を貶めた男の調査は続けてはいるが……記憶処理を受けたことで有力な証言が得られないのが現状だ」
「そんなことはありませんわ。むしろ少ない情報をよく集められた方だと思いますわ」
「! ありがたきお言葉、感激です……!」
クロエさんは自らの力不足を恥じるようにそう締め括るが、アリエルさんはよくやったと励ます。
実際にクロエさんの情報収集能力は凄いと思う。
日本支部でも同じことが出来る人はいないんじゃないか?
「長くなってしまいましたが、そういった理由で急遽人員を補充する必要があったのですわ」
「それがポーラさん達が魔導士になった理由ということですか……」
「自分達の収入を重要視して、新人のルシェちゃんをいじめるようなやつらを解雇しないのは何でだって思ってたけど、猫の手も借りたい人員不足が原因だったのか……」
「そのポーラ達が防御以外てんでダメなわけだけど、アリエルさんかクロエさんが鍛えるわけにいかないの?」
鈴花のある意味尤もなことを言うが、アリエルさんは痛いところを突かれたという風に苦笑を浮かべる。
「もちろん、彼女達の実力不足を補おうとしたことはありますわ」
「あいつらはワタシ達が指導する時は真面目にやるのだが、いない時はとことん手を抜くのだ。何度か指摘をしたことがあるのだが、全く改善する様子は見られなかった」
「ワタクシ達も訓練を毎日見られる訳ではありませんし、日数的にもいない日が多いくらいですわ」
「完全にイタチごっこだな……」
一週間に一度、アリエルさん達が訓練を指導しても、残りの六日間を惰性でこなしていては意味がない。
もちろん、時間を掛ければ彼女達もある程度は強くなるだろう。
だがそんな時間を与えてくれる程、唖喰は甘い存在ではない。
かといって新しい魔導士・魔導少女を迎えいれても、自分の優位を失くしたくないポーラ達の執拗ないじめによって心身共に追い詰められてしまい、才能があるのにも関わらず長続きせずに戦うことを辞める人が後を絶たない。
このままでは人材不足も実力不足も何一つ解決しない。
さらに……。
「戦闘でも、上位クラスの唖喰が出る度にアリエルさんが相対していると訊きましたが、それを控えるつもりはないんですか?」
ゆずがそう尋ねる。
ルシェちゃん曰く、上位クラスの唖喰が出た際にはポーラ達はアリエルさんが来るまで防御に徹しているらしい。
そうなると、アリエルさんの負担が大きくなってしまう。
いくら最高序列に名を連ねる魔導士といえど、人であることに変わりはない。
腹は減るし、眠たい時だってあるし、適度な休息が必要だ。
ただでさえ本業である教会の仕事があるのに、ポーラ達の尻拭いのように唖喰と戦い続けるのにも限界がある。
それをゆずは俺達と日常を過ごすことで知っていった。
俺と出会う前の自分を思い返しているのか、ゆずは純粋にアリエルさんを慮って告げるが、アリエルさんは目をパチクリとさせた後に、にこりと微笑んだ。
「……本当に変わられたのですね……お言葉はありがたいのですが、彼女達は慢心が取れれば必ず良い魔導士になれます。ワタクシが休みたいからといって、可能性の芽を踏み躙られてしまうことは避けたいのですわ」
「ですが、ルシェアさんのように、有望な魔導少女に対して理不尽な行いをして離れて行った方もいます。特にポーラさんに関しては何かしらの厳罰を下す必要があると考えています」
あくまで自身が前線に立つことを宣言するアリエルさんに対し、ゆずはポーラ達が慢心をしなくなるまで、ルシェちゃんのようにあの女の横暴の被害者を無視するのかと反論する。
「セニエさんに関してはご心配なさらず。教導係をクロエに据え置く形で対応しますわ」
「えええええええっ!? く、くく、クロエ様が、ボクの教導に!? そんな、畏れ多いですし、クロエ様だってボクみたいな新人の教導係なんて嫌なはずです……」
謙遜が行き過ぎて、卑下の域に達しているような事を言うルシェちゃんに対し、アリエルさんは表情を変えることなく続ける。
「クロエ、いいですわね?」
「アリエル様のご命令とあれば」
「えええええっ!!?」
男が関わらなければクロエさんは割と大人しいようで、アリエルさんの指示をなんなりと承った。
一方でルシェちゃんは驚きを隠せない様子で大慌てだった。
憧れのアリエルさんの付き人として隣り合うクロエさんも、ルシェちゃんにとってはアリエルさんと同等の存在なのだろう。
そんな人物が自分の教導係になってくれるというのだから、この驚きようも仕方ないのかもしれない。
「セニエさん」
「は、はいっ!?」
アリエルさんに名前を呼ばれ、全身をロボットのようにカクカクと動かしながら、ルシェちゃんは直立した。
「先日の戦闘拝見致しました。貴女のような正しい心を持つ魔導少女が悪辣な環境にも係わらず、今日まで耐え忍んできたことは誰にでも出来ることではありません……クロエの指導は厳しいものですが、必ず貴女の力となります。頑張って下さい」
「~~っ、はいっ!!」
アリエルさんに、これまでの頑張りは無駄ではないと認められたことがよほど嬉しいのだろう。
ルシェちゃんは目に涙を浮かべながらも気丈な面持ちでアリエルさんからの称賛と激励を受け取った。
これで俺達がフランスにいない間にもルシェちゃんがポーラ達のいじめに遭う頻度は激減するだろう。
「さて、交流演習についてですが、一先ずはセニエさんとクロエの二人が日本支部の皆様とこなすことになりそうですわね」
「アリエルさんからポーラ達に参加しろって言えないの?」
「申し訳ないのですが、彼女達はワタクシの親衛隊を名乗っていようとも、ワタクシの言うことをなんでも聞くわけではありませんわ。単にワタクシの威光から出る甘い蜜を啜りたいだけの乞食ですのよ」
おおう、お嬢様口調から手厳しい言葉が出て来た……。
表面上はなんてことないように見えても、ポーラ達の暴挙はアリエルさんでも目に余るようだ。
とにかく、これで話は一段落といった感じか?
互いの持つ情報を交換して、引き続き探りを入れる形になりそうだ。
まぁ焦らなくても交流演習は三週間もある……逆に言えば三週間しかないということにもなるが。
それでも初咲さんやダヴィド支部長と違って俺達は一気に改革出来る程の権力は無くとも、出来ることをやるしかない。
――ピピピピピピピ!
突如、アラームが鳴り響き、何事かと思ったのも束の間、クロエさんが懐から時計を取り出した。
どうやら彼女の時計のアラームのようだ。
「アリエル様、そろそろお時間です」
「あら、もう? とても有意義な時間でしたのに、残念ですわ」
「仕事ですか?」
「はい、午前の時間を空けるために午後に回しておりましたので、誠に申し訳ありませんが、今日はここまでということで……」
「いえ、忙しい時間の合間を縫って貴重な情報をいくつも教えて頂いたこと、感謝しています」
アリエルさんが仕事のため、彼女自身が暗躍して設けた話し合いは終わりを迎えることとなった。
あまり別れの挨拶に時間を掛けるわけにもいかないため、ゆずが賛辞を述べた。
こうして、アリエルさんとの対面は幕を閉じた。
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次回は10月27日に更新します。
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