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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

独り(ひとり)の少年

作者: 真田 蒼生

お前とはさよならだ――その一言から僕の物語は終わり、俺の物語が始まった。


///-///


目を覚まし、見慣れた部屋の天井が目に入る。のそりと起き上がり、寝ぼけ眼で部屋の出口へと歩いていく。部屋を出て廊下を歩き、騒がしい方向へと向かう。たどり着いた場所は、広間。そこはたくさんの人でごった返していた。カウンターで仲良さげに談笑している者、広間に備え付けられているテーブルを囲んで飲んだくれている者、掲示板の前に立ち依頼を確認している者、様々な人がいる。それらに目もくれず、空いているテーブルにつき、手が空いている店員にいつものと注文をする。やがて運ばれてきたのは、一杯のコーヒーとトースト一枚。早々と食べ終え、今度はカウンターへと向かう。カウンターに近づけば、受付嬢が対応してくれた。


「いらっしゃい……あぁ、カズくんか。依頼はいつもの?」

「うん、お願い」

「わかった」


受付嬢は俺の顔を見て目的を察したのか、慣れた手つきで作業を進める。やがて彼女が取り出したものは『薬草採取』『小鬼駆除』とかいてある二枚の書類だ。渡されたペンを使い、受注者の欄に『カズラバ』とサインをする。


「はい、これでよし……大丈夫だと思うけど、気を付けてね」

「わかってる」


そう返事して、一度部屋に戻り装備の点検を行いながら身に付ける。革の部分鎧にフード付きの外套。武器は細めの剣一本と投擲用のナイフが数本。問題はない。部屋の戸締りをして、鍵を受付嬢に預けた後、建物の出口へ向かう。


「ようカズラバ。今日も薬草とゴブか?」

「……そうだけど」


途中、テーブルに座って談笑している男に声を掛けられた。息が酒臭いことから、飲んだくれの仲間のようだ。


「そうかそうか、いやー毎日ご苦労なこったなぁ!」

「いやいや、独り身のこいつにはこれくらいしかすることがねぇんだよ」

「ちげぇねぇ!」


同じテーブルに座っていた男と笑いあう飲んだくれ。どうやら酒の肴に笑い話(話題)がほしかっただけらしい。こちらに興味をなくして視線を外し、また酒を飲みだしたのを確認して、建物を後にする。


///-///


町はずれの森。足元を見ながら歩いていく。目当てのものは薬草。その用途は多種多様な薬の材料。そのためいつでも入用なので毎日採取の依頼がある。当の薬草はそこらへんに生えていそうで実は生えてないので探すのに苦労する。わかりやすく言うとクローバーの集団から四葉のものを見つけるような感じだ。探すコツは常に足元に気を配ることだ。知らない間に通り過ぎていることはよくある。なので基本、下を向いて歩くといいだろう。

……しばらく歩き続けていると、少し先からなにやら物音が聞こえてきた。


「……先にこっちが見つかったか」


音の主にあたりを付け、近くの木に登る。やがてガサガサという音とともに、俺の腰くらいまでの身長の醜悪な外見の生き物が現れた。小鬼(ゴブリン)だ。そいつらは手に棍棒や錆びた短剣などを持っている。


3匹……いや、4匹か。


木の上からそれらを観察する。見た目は小さな子供のようだが、数が多いとそれなりの脅威となる。一匹二匹なら一人でも相手どれないことはないが、その倍は少々厳しいものがあるだろう。……が、


いけないことはないか……いこう。


木の上でそっと息を殺し、剣を抜いてタイミングを待つ。やがて小鬼たちは俺がいる木の近くを通る。やがて、集団の一番後ろにいるやつが俺の真下へと来た。


……今!


ばっと飛び降り、上から小鬼に剣を突き刺す。ドサッという音とともに剣は小鬼の頭に突き刺さり、そのまま絶命させる。物音に気付いたのか、前方の小鬼たちは後ろ、俺の方を向き、固まっている。そのまま素早く小鬼から剣を抜……こうとするが骨などに変に引っ掛かってしまいうまく抜くことができない。しかたないのでひとまず剣を抜くのは後回しにし、空いている方の手で投げナイフを取り出して固まっている小鬼の一匹に向けて投げる。ストンという気持ちのいい音とともに、投げナイフは小鬼の額に突き刺さり、ナイフを受けた小鬼もまた絶命した。そこでやっと残りの小鬼が反応を示し、こちらもようやく小鬼の頭から剣を抜くことが出来た。

ここから先は2対1だ。すでに同数を殺しているといっても油断はできない。対面する2体の小鬼はどちらも少しさびた短剣を持っていた。こちらは利き手に剣を、逆の手にナイフを持って構える。まもなくして小鬼たちがこちらへと飛びかかってきた。振り下ろされる短剣を避けたり、剣で捌いたりしながら反撃の隙を伺う。2体以上の敵と戦うときのコツは、出来る限り敵を視界に入れておくこと。常に敵の位置を意識しておけば、不意打ちを受けたり、対応に失敗することも減る。全く動じない俺に焦れたのか、片方の小鬼の攻撃が大振りになる。それを避ければ、決定的な隙ができる。そのまま剣を振りぬき、小鬼を切り裂く。なすすべなく小鬼は切られ、残りは一匹となる。あとは簡単。一匹だけに苦戦するわけもなく、すぐに決着がついた。


「……ふぅ」


一息つき、殺した小鬼から剥ぎ取りを行う。まず駆除した事の証明のために耳を、そして持っていた武器や装飾品を回収する。ゴミみたいなものでも、鉄ならば溶かして使ったりなど、用途はあるので安値だが売ることが出来る。


「……あとは薬草探さないと」


剥ぎ取りが終わった後にそうつぶやき、再び俺は下を向いて歩きだした。


///-///


「――はい、薬草が十束に、小鬼の耳4個ね……あ、装備品の方はいつも通り買い取りでいいよね」

「おねがいします」


森へ(おもむ)き回収してきた物をカウンターの受付嬢に渡す。朝とは別の受付嬢だ。それらを受け取った彼女は一度それらをもって奥へと行き、しばらくして小さめの袋を抱えて持ってきた。


「はい、報酬と買取の料金。銀貨五枚と銅貨が3枚ね。ほんといつも変わらない金額ね、計算が楽でいいわ」

「……ども」


渡された代金を受け取り、礼を言ってきびすを返そうとする。その途中で受付嬢に呼び止められた。


「まぁまちなさいよ」

「なに?」

「私今暇なの」

「……何がお望みで?」



で? と言いかけるのを何とか耐え、目的を尋ねる。


「ちょっと話しましょうよ」

「……わかりました」


おそらく拒否権はないのだろうそれに、しばらく間をあけて了承をする。


「さっきも言ったけどカズラバ君って、いっつも同じような量を持って帰ってくるよね」

「その量が一番ちょうどいいんですよ。この量が安定して衣食住が揃うんです」

「んー、でもやっぱり傭兵たるもの、もうちょっと高い目標を目指した方がいいんじゃない? 先輩を見習うとか」

「先輩というと……あそこで飲んだくれている人たちですかね?」


ちらりと、少し離れた席で酒を飲んでいる集団に目を向ける。


「あー……そういうんじゃなくて」

「わかってますよ」


その後、お互いに顔を見合わせて苦笑する。


「別に、俺は安定して生活が出来れば他に望みはないんです」

「そっかー……じゃあパーティを組むのは? ていうか昔は組んでたよね? なんでやめちゃったの?」

「あー……」


いわれて思い出す。

依頼を受けることによって金銭を得る『傭兵』という職業には、その性質上常に危険が付きまとう。なのでよほどの自信がある者でなければ基本4~5人のパーティを組んで依頼をこなす。俺も以前は組んでいた。剣士に狩人、魔法使いと神官。傭兵になった当初は彼らに俺を入れた5人で活動していた。しかし2年ほど前、突然俺はパーティを去ることとなった。理由は……


「……なんでだったかな。辞めたというより追い出されたってのはかろうじて覚えてるんですけど」

「追い出された?」

「えぇ、『お前はいらない』『邪魔臭い』なんてことを言われたような気がします」

「それは……」


俺の言葉に受付嬢は言葉に詰まってしまった。それに安心させるように笑いかけ、


「まぁ、覚えてないってことはどうでもいいことだってことです。気にする必要はないですよ」

「そっか」


それじゃこれで、と告げて借りている自分の部屋へと帰った。装備を外してベッドに寝転がり、そのまま就寝する。


///-///


翌日、いつものように起き、いつものように準備をして、いつものように森へ向かった。今回は群生地を見つけることが出来、薬草はすぐに手に入った。そのため小鬼を探し、森をうろついているのだが……。


「いないな……」


いつもならすぐ見つかる小鬼が見つからない。1匹見かければ10~20はいると思えと言われている小鬼が一匹も見つからないとは、なかなか珍しいことだ。狩りつくされたか、はたまた……


「? なんだ?」


考え事をしている最中、ふと物音が聞こえてきた。不審に思い、身をひそめながら近づいた。そこには……


「がっ!」

「シン! このぉっ!」

「今治します!」


装備からして、剣士・狩人・魔法使い・神官の、四人の傭兵らしき人物が一匹の魔物と交戦していた。魔物の攻撃に剣士が吹き飛ばされ、それに激高した狩人が魔物を引き付け、その隙に神官が剣士の治療へと向かっている。魔法使いは魔物をじっと見つめて魔法を撃つタイミングを見計らっている様子だ。


「くそっ……なんで!」


神官に治療してもらい持ち直した剣士が吐き捨てるように言う。


「なんで(オーガ)がこんなところにいるんだよ!」


(オーガ)』それは2m半ほどの身長を持つ、筋骨隆々の人型の魔物だ。特徴は頭から生えている二本の角。見た目通り、かなりの剛腕で、それでいて筋肉と比較的固い皮膚によって攻撃も通りにくい、かなり上位の魔物である。


……道理で小鬼が見当たらなかったわけだ。


草むらの中に身を隠し、彼らの様子を眺めながらそんなことを思う。あれほどの魔物がいれば、弱い魔物たちは隠れたり逃げたりするはずだ。


……しかしどうしようか。


再び彼らの様子を見る。神官によって回復してもらった剣士だが、彼の攻撃は鬼の固い皮膚と筋肉にはじかれ、浅く切り付けるだけになってしまっている。少し離れた狩人が放つ矢も同様だ。スキを見て魔法使いが魔法を放つも、知能が高いのか剣などは避けないが、こればかりはしっかり避けている。神官がいるから崩れてはいないが、回復出来る回数も無限じゃない。いつか神官の体力が尽きれば、もうどうしようもないだろう。


「がっ!」


そうこうしているうちに、剣士が鬼の持つ棍棒をもろに受けて吹き飛ばされた。鬼が持っている武器が棍棒じゃなく剣などでなくて幸運だっただろう。すかさず神官が剣士のもとへ行き、治癒を行おうとする……が、


「もう……限界です」


限界を迎えたのだろう神官が、俯いて言う。これで彼らの生存は絶望的だろう。

……ここで俺が出ていくとどうなるだろうか? おそらく彼らと協力して鬼と戦うことになるだろう。しかし彼らは満身創痍。協力といっても大したものは望めない。


……まぁ、このまま見捨てるのもちょっと寝ざめが悪いし。それにいい機会だ。


鬼というのは傭兵にとって『こいつが倒せれば一人前』といわれる魔物だ。パーティを抜けてから、一人でやってきた俺だが、ここいらで自分の実力を試すのもいいかもしれない。受付嬢も高い目標を持てと言っていたし。


そうと決まれば、と呼吸を整え、一気に草むらから飛び出し鬼のもとへ駆ける。突然の闖入者ちんにゅうしゃに驚いたのか、鬼も傭兵たちもこちらを凝視したまま固まっている。俺はそのまま鬼に肉薄し、片手に持ったナイフを強く鬼の脇腹に突き刺す。しかし鬼の皮膚は固く、刃が立たなかった。それはわかっていたので、さらに力を籠め、半ば無理やりにナイフを押し込む。そうすれば、少しだがズブリと、ナイフが鬼の脇腹に突き刺さった。

流石に鬼が動き出し、手に持った棍棒を振り下ろしてきたのでナイフから手を放して下がった。鬼は不快に思ったのか、一度吠え、俺の方へと迫ってくる。どうやら完全に俺を標的にしたようだ。


「いまだ、逃げるぞ!」


鬼の攻撃の回避に専念しようとした俺の耳に、そんな声が聞こえてきた。どうやらあの傭兵たちは逃げることを選択したようだ。まぁ元から期待はしていなかったので、どうもしない。

そして、鬼が攻撃を仕掛けてきた。いくら力が強いといっても、してくることはパンチやキックに棍棒の振り下ろし。しっかりと見て、回避に専念すれば、避けられないことはない。攻撃を避け続けながら、隙を伺う。やがてイラつきによるものなのか、小鬼の時同様、攻撃が大振りになった。それを避けた勢いのまま鬼の背後に回り込み、足払いをかける。うまく決まったのか、鬼は仰向けに倒れこむ。すかさず再びナイフを持ち、今度は上を向いている鬼の顔、その眼を狙ってナイフを突き刺す。さすがに眼球は柔らかいため、ぐりゅっという気味の悪い音とともに、ナイフは鬼の目に突き刺さった。これで終わったかと思ったのだが、鬼は再び大きな叫び声をあげ、暴れだした。かなりタフなようだ。

執着せずにすぐに距離を取り、鬼が立ち上がるのを待つ。立ち上がった鬼は……なるほど憤怒の形相とはこれだと言える表情で、傷ついていない方の目で俺をにらむ。そのまま鬼はまた攻撃を仕掛けてくるので回避をするのだが……傷つけた方の目の方に回り、死角を利用して回避を行ったので、先ほどよりもずっと楽だった。そしてまたすきを窺う……必要はもうない。


「ガ……グ……」

「……漸く効いてきた」


突然、鬼の動きが止まった。体が麻痺したように動かない……まぁ実際に麻痺しているのだが。俺が普段使っているナイフには、毒が塗られている。昔作り方を学んで自作した毒だ。小鬼を倒すのを楽にするために作ったのだが、どうやら鬼にも有効なようで見事に鬼は動けなくなった。


「……意外と簡単だったな」


そうつぶやきながら、動けない鬼の、首を切り裂……こうとするがやはり固い。なので思い切り突き刺す。何とか刺さったので、そのまま剣を抜けば、ピューッと傷口から血が吹きだした。きれいに頸動脈らしきものを切れたようだ。このまま放っておけば鬼は死ぬだろう。


「……すごい」


ふと、そんな声が聞こえてきた。声の聞こえた方を見れば、先ほどの傭兵たちがいた。逃げたんじゃなかったのか。彼らは呆けたように俺を見ている。彼らをじっと見ていればはっとしたように、剣士が口を開いた。


「あの、おまえ……カズラバ……だよな?」

「そうだけど……」


なぜ彼は俺の名前を知っているのだろうか。


///-///


「いやーそれにしても一人で鬼を倒しちまうなんて、すげぇな!」

「そうそう、しかも怪我もしてないし、圧勝って感じだったよね」

「すごいですよ、カズラバさん」

「……すごい……ね」

「……どうも」


鬼を殺した後、街に帰ることにした俺は、なぜか鬼に襲われていたパーティに食事に誘われていた。最初は断ったのだが、かなり積極的というか、しつこく誘ってくるのと、奢りだというのでしぶしぶ御呼ばれすることに。


「俺たちと別れた後にこんなになってるなんて、驚いたぜ」

「そうね、あの頃はパッとしなかったのに」

「ユリさん、そういうことは言ってはいけませんよ」

「……」

「……ごちそうさまでした」


食事を食べ終えた。しかし別れた後とかあの頃とか、彼らは何を言っているんだろうか。


「いやーこんな戦力が入るなんて、俺たちこれから安泰だな」

「……なにが?」


ふと、剣士が言った。戦力が入る? 何に? てか、戦力って俺のこと?

尋ねれば、剣士はキョトンとした表情で言う。


「いや、なにがって、お前のことだよ」

「……俺が君らのパーティに入るって?」

「そうそう」

「……なんで?」


入る理由なんか何もない。もしや助けたことを何か勘違いされてるんだろうか。


「え、カズラバ。私らのパーティに戻ってくるんでしょ?」

「戻る?」

「カズラバさん?」

「……カズ?」


狩人が俺にそう言って、神官と魔法使いが俺の名前を呼ぶ。さっきから思っていたんだけど、なんで俺の名前を知っているんだろうか。


「……あのさ」


ていうかそもそもの話。


「君ら、誰?」

「は?」

「え?」

「え?」

「……」


俺の言葉に、四人全員が目を見開く。何か変なことを言ったのだろうか。


「なんで俺のことを知ってるのか知らないけど、俺は君らのことを知らないんだけど? それなのにパーティに入るとか戻るとか訳の分からないことばかり」

「ちょ、ちょっと待てカズラバ」

「なに?」


慌てた様子で剣士が尋ねてくる。


「え、マジで言ってんのお前?」

「そうですけどなにか? ……あぁもうめんどくさい。奢ってくれてありがとうございました。しかし俺は今日あったばかりの君らのパーティに入る気は毛頭ありません」


もう面倒になったのでその場を去った。4人はポカンとして、止めてくることはなかった。

部屋に戻り、ベッドに寝転がった。


「……あ」


そこでようやく思い出した。彼らは、俺が昔は言っていたパーティのメンツだった。剣士のシンに狩人のユリ、魔法使いのネロと神官のメル。……すっかり忘れてた。


「……まぁ、いいや」


どうせパーティに入る気なんかなかったし。俺は毎日安定した生活が送れればそれでいい。さて、今日はもう寝よう。


明日も独りで頑張ろう。

設定

・カズラバと四人の傭兵は幼馴染。

・傭兵になった当初はパーティを組んでいた。

・パーティの中でカズラバは雑用ポジション。

・傭兵稼業が軌道に乗ってからは配分が面倒になり、四人はカズラバを切り捨てた。

・そのころのカズラバの一人称は「僕」。内気な性格だった。

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― 新着の感想 ―
[一言]  珍しく落ちが無かった?  いや、元パーティーメンに会ったのが落ちと言えば落ちなのかもしれないけど……。
2016/09/22 14:04 退会済み
管理
[一言] おもしろかったです! 受付嬢と「パーティーは組まないのか」という会話をしたのがちょっとしたフックだったんですね! 機会があれば、彼らの決別の日の話とか読みたいです。
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