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営業マンとこけし3

つかさはスミレに毎日のように電話をし、メッセージを送った。スミレはつかさからの連絡を楽しみに待つようになっていた。同時にどことなく寂しい気持ちも増していた。スミレは自分に自信がなかった。まだつかさと会ったことがないが、つかさは自分と会ったらガッカリするんではないだろうか、そんな不安がいつもあった。

「つかさくんはさ、私と話してて楽しい?」

ある日思い切って尋ねてみた。

「え?楽しいよ。楽しくなかったら、こんなに連絡したりしないよ〜。どうしたの〜?」

つかさはいつもと変わらぬ口調でのんびりと答えた。

「ならよかった。いやなんとなく聞いてみただけ。」

「そうなの〜?なに急に〜?俺はさ、スミレの声が落ち着くから好きなの〜」

「そうなんだ。ありがとう!」

スミレは少し照れた。声を好きだと言われたことがなかったので、とても嬉しくなった。

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