「なめんのも大概にしろよクソ餓鬼共が」
……ああ、眼ぇ醒めたかい?
ハハハ、そんなきょっとんとした顔をしなくても良いんだよ? おじさんは何にもしてないよ~。
君のお友達、いや君の取り巻きの男達はもうお目覚めだよ。さあさあ、取り巻き達のところにご案内してあげるよ。
うん? 『ここはどこ』かって? ここはとある港町の倉庫でね~色んなモノを輸出する所だよ。そういろんなモノをね。
『どうしてこんな所に自分がいるの』かって?
ハハハハ!! お前ら聞いたか!? この嬢ちゃんはまだ分かっていないようだ!! こんな状態になってまでもまだ自分達の『罪』を理解していない!!!!
――なめんのも大概にしろよクソ餓鬼共が。
……それじゃあ優しいおじちゃんが教えてあげようかヒロインちゃん?
何を驚いているのかい? だってそうだろう、君がやっていた事は『おとめげーむ』とやらの行動ばかりだろう? ウチの手下が調べたが呆れる程の行動ばかりだ。まあ、あそこはお金持ちばかりいる学校でしかも、取り巻き達が見目が良い男達ばかりときた。調子乗るのも仕方がない。
……おお、ちょうど良かったな。もう一人のオトモダチも来たようだ。
初めまして悪役令嬢ちゃん?
あははは! 二人共そんなに驚かなくても良いだろう? 君達は顔見知りじゃないか! 君達が情報を交換して自分の幸せを手に入れたのだから!
さあ、君達の取り巻き達の所に来たよ。さあ、どうなっているのか君達の手で確かめて御覧?
……何を驚いているんだい?
ただ、彼らが殴られ過ぎて顔の識別が分からない位じゃないか? しかも大勢の恐いおじさん達に囲まれているだけじゃないか? そんな突っ立ってないで早く君達の騎士の元へ行ったらどうだい? そうそう。そんな風に大慌てで泣きそうになりながら駆け寄っていく姿はまさに物語のヒロインそのものだ。それとまさに俺は悪役そのものだな。なあテツ?
何でこんな目に遭うのかと思うだろ?
おじさん達は頼まれたのだよ。『君達を半殺しにしてくれ』って。
誰だっ、て? 本当なら秘密にしなければならないけど、おじさんは優しいから特別に教える。君達はかなりの人達に怨まれているけど、代表として三人程名前をあげる。
まず一人目、大前田賢治。そう、君達の学校の教頭先生だ。
確かに彼は強い権力者の前では媚び諂うがそれ以外は高圧的。確かにそれは大前田さんも認めている。けどね。彼は心の底から生徒を大事に思っていた。確かに君達には厳しかったけど、それは君達が権力やお金にモノを言わせてやりたい放題だったからじゃないのかい? 権力とお金で一人の女の子をいじめ抜いたから、いち教師として間違いを犯した生徒を正しい道に歩めるよう指導をしただけじゃないか。……君達は最後まで理解してくれなかったけどね。
特に先生。貴方はいけない。貴方は教師でありながら、片方の言い分だけを信じて怒鳴りつけた挙句、停学とか横暴にも程がありますよ。その時は同級生と教師全員が抗議したのですけど、貴方が理事長の甥だからってその声が聞き届けられなかった。
あんた何のために教師になったんだ? 冷静に考えれば片方の意見だけではなく、もう片方の意見を聞いて事実関係を調査するのが普通の教師がする事じゃないのかね? 事実、君達の大っ嫌いな大前田さんは他の教師達にそう命令して調べたよ。結果、階段から突き落されたと証言された時間、突き落としたとされる女子生徒は、その場で突き落とすのが不可能な場所にいた事が分かったのさ。勿論大勢の証言付きでね。いくら好きな相手の訴えとはいえ、お粗末な狂言に踊らされるのはどうかと思いますよ。てか生徒に手を出すなんて世間では『ロリコン教師』と言うのですよ? ……所でヒロインちゃんは骨折したんだろ? だったらどうして次の日に平気そうに走っている姿を見たと言う生徒が何人もいるんだい?
そう言えば、先生の大好きな伯父さんがどうなったかご存知で? あの事件が起きた後、理事長は解職の上逮捕されましたよ。
当然でしょ? あんな不祥事を起こした揚句それをもみ消そうとしたのだから教師全員で学校の理事会に訴えられた。生徒だったら理事会も動かなかったかもしれないけど、先生達の訴えなら動かざるを得ない。逮捕されたのは校長先生が警察に自首したから。
いやいや、アンタの伯父さんは奨学生の見目が良い生徒を脅して性行為を強要したそうだ。しかも男にも手をつけるとはさすがロリコン教師の伯父だ。嘘じゃねえよ。証拠の録音もあるし被害に合った奨学生全員の被害届もある。校長先生は今クビになれば病気の娘さんの治療費が払えなくなるからって泣く泣く生贄を捧げた。……だけど、あの事件の理事長の行動に流石に我慢の限界だったそうだ。それにな、大前田さんの説得も大きな要因にもなった。『こんな事をして娘さんが喜ぶと思うのですか!!』って。理事長の逮捕の件は表向きは横領になっているがな。……被害に合った生徒さんの為と、病弱な校長の娘の為にワザワザ警察のお偉いさんが配慮してくれたそうだ。
理事長の後は良識ある理事の人がなったけど、逮捕された校長の後は誰だと思う? 大前田先生だよ。教師や生徒は本当は大前田先生を理事長にしたかった様だけど、校長や理事の経験もなしにいきなり理事長になったら銀行やら他の学校の付き合いなどの関係が悪化するから流石にダメだったがな。校長になって理事の経験を積んでそこから理事長になるそうだ。
後、これは関係ないけど、前校長の娘さんの治療費は大前田さんが代わりに支払うそうだ。それが前校長が自首する条件の一つだからね。
その大前田先生の頼み何だよ。
『彼らはどうにもならない。私達がどんなに頑張ってもどうにもならない人間がいる。彼らに自分の『罪』を分からすためにも痛みが必要だ。特に彼は教師だ。教師でありながら権力にモノを言わせて生徒を苦しめた。……私は、それだけはゆるさない!!』
言っとくが大前田理事長は学園代表なだけで、他の教師生徒も俺等に君達をぶちのめす様に頼まれた事は理解してね。
二人目は家族代表、見志免一羽。……うん、そこの双子君達のお姉さんだよ。因みに代表だから他の家族もこの半殺しの事は全員知っているよ。
何故って、そんなの当たり前じゃないか。君達があんな事件を起こしたせいで君達の親の会社親族の会社の株が大暴落、取引相手は取引中止になるし、傘下の中小企業は倒産したって報告が出ているのを知ってる?
あのね、あんな大きな事件が起きたら、警察が来たり救急車が来たりするじゃん。近所の人はやじ馬が作るし、噂も出る。そもそも庶民様のお陰で君達の会社が成り立っている事を分かってんのかい? それとね。君達、親の権力を使ってたようだけど、君達の親御さんは自分の権力を使われていたとは知らなかったようだね。権力にモノを言わせてとある女子生徒に対する犯罪スレスレの行為を聞いた途端、親御さん達怒りだしたり気絶したり頭を押さえたりと阿鼻叫喚だったがね。
確か副会長君の親戚に国会議員がいたね? 可哀想にね~身内にそんなのがいたから辞職するかもしれなくなっちゃうなんて。
当たり前だよ? 身内でそんな事をしたら=で見られるんだよ。おじさんの通っていた学校の教師にも言われたよ。『君達は学校の看板を背負っているからその看板に泥を塗らない様に』
当たり前だよな。顔も名前も知らない人間が唯一分かるのは制服だから何かあれば直ぐに学校にお叱りの電話を掛けられるからね。
君達は能力『は』優秀だ。社交界に出ている人間もいるし、副会長君にかんしてはその議員さんの跡取りとも言われていたよね? その子が権力の乱用をし、あんな事件を起こしたと発覚すれば、その議員さんも権力の乱用したりするんじゃないかと疑われた挙句、痛くない腹を探られる羽目になるんだからね?
双子君達は『だったらどうしてその国会議員ではなくて、自分達のお姉ちゃんが代表なの?』と思ったんだろう。
まーこれ以上面倒事には巻き込まれたくない国会議員さんの意見もあるけどね。一羽さんが親族の中で一番怒っているんだよ。
……ところで悪役令嬢ちゃん。確か君、新作の香水を作ったんだよね? すごいね~まだ高校生なのにそんなのを作れるんだ。
でもね。その香水、君のイメージでは『可愛らしい女の子』の為に作られた香水と言ったよね? だけど、一羽さんやそれに携わる人達からすればその香水の匂いを嗅いだ感想は『ワイルドなちょい悪オヤジ』のイメージを全員持ったそうだ。自分のイメージと他人のイメージとは違う事もあるから別に可笑しくないけど、そう指摘された時、あまりにも態度が可笑し過ぎたから、君が過去発表した商品を全て調べ直したんだよ。
そしたらさー、試作品にさ。あるオリジナルマークが隅に描かれていたんだよねーほとんど全部。そのマークはさ、一羽さんがある女の子の為にワザワザ手掛けたデザインなんだよ。
その女の子は器用貧乏でね。ファッション系なら何でも製作できるんだけど、如何せん商品に出来るかと言われるとあと一歩足りない作品ばかりだった。それを一羽さんがその一歩を代わりにやってあげてるの。勿論其の女の子が作ったって公表してね。
ああ、忘れてた。双子君達に一羽さんから伝言。
『ねえ、あの子の試作品は全部私の会社のとある部屋に保管してあるの。そこを開けるには専用のカードキーじゃなければダメなの。カードキーは私と信用できる幹部達しか持ってないの。貴方達には黙っていたけど、私の会社、誰か使ったかしっかりと記録さるようになってるの。そしたらね、私が海外に行っている間、私のカードキーが使用されているという不可解な現象が起きてたの。因みに私が海外にいる間、私の部屋の金庫に厳重に保管してたわ。
……人の部屋に勝手に入った事はまだ許せるとして、金庫を無断で開けカードキーを複製してその女の盗作の手伝いをした、恥知らずの泥棒は私の弟ではないわ。父さん達も犯罪に簡単に手助けする人間を身内にはいらないと言っているわよ。
それとね泥棒さん? 貴女がごく僅かに製作した貴女オリジナルの作品は発売して直ぐに販売中止になったそうね。盗作した商品全部、貴女の御父上の会社の名のもとに発売したものだったわよね? 告訴しますからそのつもりでね』
あーあ。悪役令嬢ちゃんの会社、間違いなく倒産する程の賠償金を支払う羽目になるね。あの人敵と見なした人間には容赦しないからね。言っとくけど此処にいるヒロインちゃんと悪役令嬢ちゃん以外の取り巻き全員親から勘当されているからそのつもりで。
あー。かなり落ち込んでいるけどあと一人いる事を忘れちゃいない? 正直この人の怨みは半端ないよ?
誰だって! そんな風に怒鳴らなくても良いんじゃないかな会長君? 君の新しい婚約者のヒロインちゃん、恐がっているよ? そんなに怒らなくてもちゃんと教えてあげるから。
最後の一人。三人目は新龍寺竜鬼。
だからそう騒ぐなって言ってんだろうが!! ぶん殴られたいのかあぁ!!??
……だからってそんなに腹と顔を蹴るなマサ。ほーら吐瀉物吐いて汚ねなっ。あーあ、せっかくの婚約者のお召し物が汚れちまったじゃねえか――。お前が派手にやらかすから逆にこっちが冷静になったじゃないか。
君達が落ち着いた所でこの人が彼女と何の関係があるのか教えてあげよう。
――お前らのいじめのせいで五階から飛び降りする程追いつめられた、獅子若愛花の実の父親であるこの俺、閑罪会新龍寺組組長新龍寺竜鬼はこの俺の事だ。
名字が違うのは当たり前だろうが。実の父親が日本で指折りの指定暴力団の、しかも大幹部だなんてどこの就職先にも入れないし、嫁も貰ってくれない。……獅子若はあの子の母親の姉夫婦の名字だ。極道者のささやかな願いを叶えてくれた心の広い人達だ。
知ってるか? 二人はな、あの子が飛び降りたと聞いた途端俺に土下座して謝ってたんだよ。下手すれば自殺するんじゃないかと思うぐらいにな。別に二人が悪いわけではないのにな。
なあ、会長君。確かにアンタと愛花は愛のない政略結婚目的の婚約者同士だったかもしれない。だがな、だからっていじめをする理由でもないし、ヒロインちゃんの狂言を信じてあの子の顔を殴る理由にもならない。……良くも可愛い愛花の顔をぶん殴ってくれたな。あの後相当顔が腫れたんだぞ。女の子なのに。
テツ、マサちょっと会長君を立たせろ。一発殴らせてくれ。愛花の顔を思い出したらはらわたが煮えくりかえってきた。
たく、ピーピー泣くんじゃねえよだらしねえ。愛花ですら泣かなかったのによ。
俺はな、あの子を幸せにすると言う会長君の親御さんの言葉を信じて政略結婚を認めたんだよ。だと言うのに蓋を開ければこの有り様だ。
いくら温厚な俺でもよー流石に許せないわ。お前らの親御さんと学校に話し合いをして決めさせたんだよ。『警察に突き出さない代わりお前らを好き勝手して良い』ってな。
―――――なめんのも大概にしろよクソ餓鬼共が!!!!
てめえらが愛花にした事は何だと思っているんだアァン!!?? 靴箱と机の中にごみを入れるだけならまだしも、虫の死骸や猫の死骸を入れやがって!! 知ってるか? 猫を殺したら逮捕される事をな!! しかも大勢の男が寄ってたかって殴る蹴るしかも身体には根性焼きが幾つもあった! 流石に強姦はしていなかったが、してたらぶっ殺してたどころだぞ!!!! 婚約者でありながらいじめられてた事を知っていながらそれを黙認した挙句いじめの助長させていた事は分かってんだぞ!!?? 教師は教師で他の生徒がいじめを訴えたのを握り潰した事も俺は知ってるからな!!!! てめえらがやってんのは犯罪そのものなんだよ!!
あ? 嬢ちゃん達今何て言った?
『そんなの知らない!』『ここは私の為の世界の筈!』……これがゲーム脳て奴か?
あのな、愛花がコイツ等にいじめられていたのは全校生徒の周知だった。君達の女友達に言われなかったかい? まあ、君達は女友達はいなかった様だけどね。いたとしても君達は碌に聞かなかったと思うけど。後な、悪役令嬢。アンタが新作で発表した香水は愛花が父の日に俺の為にワザワザ開発してくれた香水だ。現にその香水の香りが俺から漂っているだろうが。……アンタが開発したわけではないから分からないかもしれないがな。
アンタらのせいで愛花が飛び降りたんだ。その代償はしっかりと払って貰う。
おい。コイツ等を例の所に連れてけ。大丈夫だって君達全員一緒で離ればなれにならないから。ただ、日本の土を踏むのは最短で10年位かもしれないけどな。
なめんのも大概にしろよクソ餓鬼共が。
****舎弟マサ視点****
クソ餓鬼共が連れて行かれるのを組長は黙って見送った。見送った後、重いため息を吐いてそこら辺にある積み荷に腰かけた。
「兄貴アイツ等はどうなるんですかね?」
此処にいる中で一番の最年少であるテツが言った。確かにテツには詳しく言ってなかったな。
「アイツ等なまじ顔が良いからどこぞの変態共の御用達に売られるだろうな」
「えー、女達の方、多分処女っすよ?」
「むしろあんなに男取り巻いているのに今まで処女だった方が可笑しいんだよ。まあ、見世物としてアイツ等の交尾でもやるんじゃないか? ……運ばれている間、船員達に手え出さなければの話だけどな。男も女も」
「お嬢がされた事と比べたらマシっすよね。大好きな人間達と一緒だし」
テツはヤクザの下っ端ながら悪人としては一人前だ。それだけ聞くと後は気にかけない様にとっとと組長の方へ励ます為に向かった。
「……」
「組長、元気出して下さい! 愛花ちゃんは絶対に目ぇ覚めますって!」
愛花嬢は5階から飛び降りたが、奇跡的に木がクッションとなって即死とは至らなかったが、意識不明の重症なのは変わらない。
「ああ……愛花があんな目にあってんのに気がつかないなんて親失格だな……」
「何言ってんすか! 一番近くにいた獅子若さんですら気付かなかったんですよ!? 愛花ちゃんが心配かけたくないから黙っていたんすよ!!」
「そうだな……」
何時もの覇気がまったくない。愛花嬢は組長の亡くなった愛する奥方の忘れ形見だ。幸せにすると奥方と約束していたのに今回の事件は組長を深く悲しみに落とした。
このまま愛花嬢が眼を覚まさなかったら……
その時だった。組長のケータイから着信が鳴った。
急いでケータイを取りだすとさっと電話に出た。
「もしもし、お義姉さん? ……そうですか、分かりました、直ぐに病院に行きます」
ケータイを直ぐに切ると、今度は安堵のため息を吐いた。
「組長、亜沙子さんが何と?」
「……眼え醒めたって。医者からも峠を越えたから安心しろだとよ」
これを聞いた時その場にいる全員が歓声を上げた。良かった。本当に良かった!!
「これで組長も後追い自殺しなくてすむ!」
「いや~愛花ちゃんに何かあったらどうしようかと思ったよ!」
「組長は変にメンタルが弱いから安心したよ!」
「お前らなー」
幹部達が好き勝手に言うのを組長が呆れた様にそれでいて嬉しそうに笑う。
「俺をなめんのも大概にしろよクソ餓鬼共」
この世界が乙女ゲーの世界ではありません。偶々現実で乙女ゲーの様な育ちで乙女ゲーの様な学校で、乙女ゲーの様な男子達がいた為に二人が勝手に勘違いをしただけです。
彼女達が自分の逆ハーを持つ為の生贄に選ばれたのが獅子若愛花(理由は会長の婚約者というこれまた乙女ゲーの様な設定の為)
悪役令嬢はなろうのチート悪役令嬢の様な内政チートの様な事をしたかったけど、ここは『現実』だから普通の令嬢がそんな凄い事が出来ず。だからファッション関係の才能が偶々あった愛花を狙ったかもしれません。
だけど、彼女の実の父親が日本屈指の暴力団の大幹部でそれによって彼女達の歪んだ欲望が壊れてしまった。でも、別に竜鬼が組長でなかろうと二人の幻想は取り巻き達の家族や学園の関係者によって木端微塵になっていたのでどっち転んでも同じだった。
~どうしてこの話が出来たのか~
最初は他の方の様に普通のヒロインざまぁを書いてましたがありきたり過ぎると思い、ヒロインと悪役令嬢の二人が『悪役』という設定に変えました。
個人的に内政チートの一環で化粧品などの開発をする凄腕令嬢を見た時、ふと普通の女の子がそんな化粧品を作れるのか? 材料とか作り方とか普通の女の子が分かるの? とちょっと疑問に思いました。
大抵の場合はチートになりますが、じゃあチートがない普通の子なら内政チート出来るの? と私なりの答えを出してみました。(本編では詳しく書いてませんが)
で、この二人にざまぁする役が生贄=愛花の父親である竜鬼さんがやってくれました。
竜鬼さんが出来た訳は作者である私がナイスミドルなおじさま達が好きだからです。
活動報告に小話と設定を掲載してます。時間があればどうぞご覧ください。