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11‐6

「遺伝子泥棒?」

「龍の能力を人体に注入し超人的な力を手に入れるって信じられている、実際は知らないけどね、錬金術に近い」

「あのーこの龍は逃がすんですよね」

僕の問いかけに少年が龍につないだ紐を強く握り、少女は俯いてしまった

「あ!僕ら龍が無事ならそれでいいんですよ!全然危害加える気ないし」

僕は両手を振り無害を体現した

「うっざ」

少女が俯いたまま発した

「うざいんだよお前ら、この畜生がどうなろうとお前らに関係ねえよ」

「え、急にどうしたの」

「分かってんだろ!ぶっ殺す」

少女はそう言うと腰に隠していたナイフを僕の目の前で抜いた、眼前をかすねる刃に僕は別の意味で驚いた

「違うなら違うって言ってよ!」

「違わねえようすらトンカチ!」

少女は地面ぎりぎりのところを一回転し僕の足を引っかけてきた、僕は後ろにのけぞり両手を地面につけ元の体制に戻れた

「やめて!このままじゃ僕ら戦うことになるよ!」

「もうなってんだろ!」

少女のナイフが連続で打ち込まれるが、その刃先が見えるので全て手で跳ね除け避ける、刃に毒が塗られているのが見えた、ちょっと危ないので少女を蹴り上げ距離を取る、少年が龍の首を切りその血を手で掬い飲んだそして何か薬品を体に掛けると、龍から降りこちらに走ってきた、口から火を吹き僕を焼こうとして危ないので勢いよく平手打ちしたら少年の首が一回転した

「そんな強く叩いてないのに!」

少年はそのまま息絶えてしまい僕は慌てた、そこにカインがハンマーを掲げながら現れ、突進してきた少女のナイフを受け止めた

「お兄ちゃんの仇!」

少女は泣いている、僕は垂直に下から上へ足蹴りをし少女からナイフを離した

「こんな事ダメだよ、お兄さんの事は申し訳ないけど、道徳心理から外れてるよ」

「人を殺しといて説法か!バケモンが!」

すると地面に横たわっていた少年の遺体が突然動きだし、僕に噛み付こうとした、僕はそれをまた平手打ちしカインが炎を纏いながらハンマーで頭を潰した

「今動いたね」

「こんな副作用があるとは知らなかったな」

僕とカインがしげしげと少年を見ていると、バニラ姫が弓を打った

「茂みの中に誰か居ます!逃げましょう」

その声が聞こえた途端茂みから兵が何人も現れた

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