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九-10

羽音は高速に四方八方から聞こえ、夜闇に隠れ何処から襲って来るのか分からなかった

「子供達は建物の中に入って!」

バニラ姫が子供達を庇いながら室内に連れていった、犬の獣人の女の子が紐に石が着いたボーラを闇に投げた。夜闇から悲鳴が聞こえ、紫色の小さな龍が飛び出してきた、確かに凶悪な顔をしている。僕が大剣の腹で頭を殴るとまた闇に消えた、犬の獣人の女の子が手信号を素早く行った、彼女は言葉が話せず手話や手信号を使っている

「上からくるぞ!」

うさぎ耳の青年がハンマーを取り出し素早く振った、ハンマーからナイフが飛び、現れた龍の羽に当たり龍はまた消えた

「こんなに暗かったら戦いづらいね」

お婆さんがそう言うと杖を上に掲げ、光の玉が上空に打ち上がり昼間の様な明るさになった、その瞬皆目を瞑ってしまい龍が毒を投げてきた、何人か毒に当たり倒れた、僕もその1人

「トウリさん!」

そこにバニラ姫が走って来て空の弓を引いた、弓には光の矢が何本か現れ、その矢を僕らに当てた、瞬間毒は消え体が軽くなった

「ありがとう!」

僕は体勢を直し龍に向かって飛んだ、隣に同じ様に飛んでるカインが見えた、僕はしっぽを切り落とし、カインが炎のハンマーで腹を叩いた。その炎はしっぽの油を燃やし龍は炎に包まれていた、ぼくらが地上に降りた頃龍は炎に包まれながらも飛んでいた

「うぇーあんな高く飛ばれたら届かないよー」

僕が嘆いているとまた毒が飛んできた、今度は炎のオマケ付きだ、僕が大剣で毒を跳ね返しているとルクトが後ろで手を掲げ、風が強くなりストームになった。龍は風に飲まれコントロール出来なくなっていた、そんな中また毒を放ち風で勢いを増しどこに飛ぶか予測出来なくなっていた、カインがルクトの背中を殴った

「ルクトそれやめろ!」

「じゃあ最後っ屁でもするか」

珍しく汚い言葉を言うルクトに目を丸くしていると、ルクトは風の中に雷を降らせた、電気で包まれた時風は止み龍が地上に落ちてくる、僕は地上に落ちきる前に下から龍の腹を切った、カインとうさぎ耳の青年が後に続きハンマーを打ち付けた。地に落ちた龍は息も絶え絶えにバニラ姫に向かい突進しだした、バニラ姫が麻痺の矢を放ち動きが鈍くなった時僕は龍の首を切り落とした、だが突進は止まずその爪がバニラ姫にむかいミミちゃんが盾になった

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