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すごい(?)釣り竿、ゲットだぜ!

この小説は作者の持てるドキドキワクワクをありったけ突っ込んでいます


ドキドキワクワクされた方は、ブックマーク、感想、評価、レビューをお願いします

反応頂けると作者はめっちゃ喜びます、1日ウキウキです


〈次回更新は月曜を予定〉

やり過ごしたゴブリンたちを見送りながら考える

全くこちらを気にしていなかったが、あれはゴブリンだったのだろうか?

そして、やつらはどこに行こうとしているのか?



気になる、気になりすぎる・・・!


(いた)し方ない理由により、ゴブリンたちを尾行することにした



しばらくすると、一匹が立ち止まった

床にうずくまったかと思うと、取っ手を掴んで下へ通じる穴を開いた

そして、おもむろに飛び降りた



しばらくすると、何かをわめきちらす声が聞こえてきた

他のゴブリンたちが十分奥に行ったことを確認し、先ほどゴブリンが飛び降りた辺りまでやってくる


光源の横の穴を覗くと、先ほどまで瞼を閉じて夢遊病者のような様子だったゴブリンが一変

何かをわめきながら、挙動不審に辺りをキョロキョロ見渡していた


その姿は、噂に聞く姿そのものだった



(これは一体どういうことだ・・・?)


屋根裏でフラフラ眠っていたゴブリン

天井から降りて様変わりしたゴブリン


おそらくゴブリンの本来の姿は後者だろう

では、屋根裏のあの姿は・・・



その時、脳裏に一つの考えがよぎった

あのゴブリンは、屋根裏から降りた瞬間に生まれたのではないか?

屋根裏の姿は、母親の胎内で眠る子供と同じ姿だったのではないか?


この仮説が正しいとすると



(思ったより、ここってヤバイ場所なんじゃ?)









屋根裏の散歩は続く

床の覗き穴を時々覗いて、下との整合を確認しながら進んでいく


突き当りで、おかしな場所を見つけた


下には道がないのに、屋根裏が続いている

今までは下の通路と屋根裏は完全に一致していた

そこでは屋根裏だけ道が存在する


(吉と出るか凶と出るか)


下の通路が存在しない屋根裏を進んでいく

もちろん覗き穴は埋まっており、下の様子は見れない



しばらく進むと、屋根裏の突き当りにたどり着いた

その床には取っ手が存在した

覗き穴も復活した為、下の様子を確認する


(真四角の部屋だ、屋根裏以外に侵入経路はなさそう・・・、!宝箱がある!)


慌てて取っ手を掴んで向かおうとしたが、すんでの所でとりなおし、服を穴と蓋の間に噛ませて穴が閉じないようにする


宝箱は基本、困難な場所ほどいいものがある

それこそ隠し通路の先や、陰惨な罠の先などには目も眩むような財宝が眠っているとかなんとか


こんな所にある宝箱だ、絶対にいいものがあるに決まっている


生唾を飲み込んで、宝箱に手をかける


(いち、にの、さん!)



目に映ったのは、棒切れだった


触ってみるとそこそこ硬いが、武器に使える程じゃない


どうやら縮んでいるようで、伸ばすと3倍の長さになった


かなりしなる


先から糸が出ており、その先にはハエのような形の金具が取付られている


太い方には糸巻みたいな機械がついていて、ハンドルを回すと糸が回収できるみたいだ




(釣り竿だこれ!?)



一縷の望みをかけて、『鑑定札』を使ってみる



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


>『鑑定札』 を [釣り竿] につかう


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

[釣り竿]

種類:アイテム

説明:

 釣り上げたものを入手できる


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





「当たり前だこのクソ札が!!」












>『真実のカンテラ』 を [釣り竿] につかう


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『大黒天魔王の釣り竿』

種類:アイテム

説明:

 釣り上げたありとあらゆるすべてのものを手にすることができる


詳細:

 この世に二つとないユニークアイテム

 マジックアイテムの範疇に収まらないため便宜上の種類をアイテムとしているが、その性能は概念までにも影響を及ぼす

 裏世界の王である大黒天魔王が息子の為に作成した

 

 大黒天魔王が息子と喧嘩をした際に次元の彼方に捨てられた結果、なんの因果か表世界ダンジョンの接触不可領域に格納されていた

 尚、息子とは和解済み


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