第7話 公爵家=???
DDONやってました…
遅れてすいません!
「宴よ!宴の準備よー!」
「イエーイ!お姉様イエーイ!行き遅れると思ってたけど婚約できてイエーイ!」
「イエーイ!妹が良い人と出会えてイエーイ!ずっと行き遅れそうだなと思ってたけど婚約できてイエーイ!」
「イエーイ!半殺しにされるかと思ったけどされなくてイエーイ!」
「あ。貴方?後で半殺しは確定よ」
「なんで!?」
公爵家に来てから凡そ数分後。
アカツキの前では公爵家の面々が乱れに乱れていた。というより、兄と弟の言っていることが相当に酷い。
それと、婚約云々だが
「婚約します」
「いいよ♪」
これで終了した。公爵家とは思えない軽さである。
ここで思うのだが、この国の貴族は大体に於いて軽いのではないだろうか。確かに、王族がアレなのでそれは考えられる。だが、これで国の運営ができるのだろうか?
兎に角、アカツキは狂喜乱舞している面々を先に自宅へと転移させた。そして、orzしているエドルドの肩に手を乗せると、
「ドンマイ、後で良い酒渡しますね」
「うん………(グスン)」
というやりとりをしてから自分達も転移した。
「酒追加だ!」
「イエーイ!」
「うめぇえええ!!!」
「ラム肉だけに?」
「うめぇえええ!!!」
アカツキの自宅の食堂。
そこは既に混沌としていた。酒を飲み、旨い飯を喰い、語り合うのは良いことだ。人と人との距離がギュッと縮まる。それがいつもは腹の探りあいでそんな事ができない貴族ならなおさら良い。
ここには既に家族となる者しかいないのだなら。
だが、それでもこれは無いだろう!
ソフィアの兄のクリストフはネコミミカチューシャと尻尾を着けているし、弟のマティアスは皆にドレスを着せられている。確かに男の娘なので似合ってはいる。さらに、ソフィアの母はアカツキ謹製の美容セットを持ってニコニコしているし、エドルドに至っては何故か旧型スク水を着ている。あそこがモッコリしていてはっきり言ってキモい。
ソフィアはアカツキが創ったドレスを着ている。
だが、駄王が居ないだけマシである。
混沌の権化──それこそがあの駄王なのだから。
そんなこんなで数時間後。
宴はお開きとなり、公爵家の面々はアカツキによってご帰宅させられ、アカツキとソフィアは二人仲良く学園の寮へと戻った。
因みにその後、完璧執事ユリウスはアカツキの創った領地経営計画を基にして考えを巡らせていた。




