閑話 帰還
「よし、エクリプスも大きくなったし帰るぞ」
『わかった!Master』
エクリプスが産まれてから1ヶ月が経ち1月半ばになっていた。エクリプスも体長が40mを越えてイスカと同じくらいになっていた。しかも喋れるようにも。成長早くね?
今の序列は、イスカがトップでエクリプスが二番だ。
「じゃあ、行くか」
『はい!』
「イスカ!皆いるか!」
『大丈夫だ』
「OK。エクリプス頼む」
『任せて!Master』
「よし。アークも」
「クゥン」
エクリプスに乗るとアークが甘えてくる。かわゆい。因みに使役した奴らには従魔証明の首輪や腕輪を着けている。これを着けた従魔を攻撃したり、拐おうとした場合はギルドカードや身分証に記録される。まあ、こいつらを拐ったり、殺したりなんてSSが何人いても無理だけど。ゴブリンは行けるかもなんて思ってたりもする。俺の遭遇したゴブリンは最弱の中の最弱でギリギリSSS+だったみたいだけど。
まあ、そんな事より帰るか。
「行け!」
『了解!Master』
じゃあな。俺の別荘。
◇◇◇◇◇
〓リリー〓
アカツキさんがミソロジーフォレストに行ってから2ヶ月が経ちました。もう、会えないのでしょうか?
「………リー、………リー!リリー!」
「は、はい!」
「大丈夫か?ずっと心此処にあらずってかんじだったぞ?」
「だ、大丈夫」
「そうか、それならいいんだ。(アカツキ君の事を気にしているんだろうな)」
最近、集中できてないとよく言われます。
「「「大変です!!!ド、ドラゴンが10体向かって来ています!!しかも9体は接触禁止とされている神龍です!!」」」
「9体!?しかも神龍だと!それが9体……まさか!?」
「はい……全属性の特化神龍に全属性万能神龍と伝わる黒龍までいます…………」
「何……だと。とりあえずソッチに向かう!リリーは此処にいろ!」
「私も行きます!」
「駄目だ」
「どちらにせよ死ぬんですから行きます!」
「駄目…………わかった」
ドラゴンが来ている東門に着きました。すると……………
『総員!整列!!』
『『『はっ!』』』
ドラゴンが地上に降りて整列を始めました。皆驚いています。少しすると黒い鱗に赤い瞳を持つドラゴンが降りて来ました。そして………
「あ、リリー。ただいま~。何で皆いんの?支部長に辺境伯までいんじゃん」
「……………」
「それと、こいつら皆俺の従魔だから」
「…………………」
「で、何で皆いるの?
「「「「お前のせいだ!!!!」」」」
アカツキさんが帰って来ました。
◇◇◇◇◇
ピンポンパンポーン!本日は神龍航空をご利用いただきありがとうございます。当神龍達はもうすぐタルカに到着いたします。
「いやー、快適だったわ」
『主、あれをやるため先に行く』
「OK」
『『『兄貴!行ってきます!』』』
「おーう」
タルカに着くとリリー達がいた。
「あ、リリー。ただいま~。何で皆いんの?支部長に辺境伯までいんじゃん」
「……………」
「それと、こいつら皆俺の従魔だから」
「…………………」
「で、何で皆いるの?
「「「「お前のせいだ!!!!」」」」
この後、メチャクチャ怒られた。




