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プロローグ03

「どうです?思い出しましたか?」


 女が俺に問い掛けてくる。


 あぁ、俺はあの時に死んだんだ。


「ああ、思い出した。でも、それがここにいる理由には、ならないと思うが?」


 俺は女に問い掛ける。すると女は予想通りの事を言った。


「貴方に、用事が有ったのできていただきました。」


 そう、用事。それが分からない。なぜ死んだ俺に用があるのか。それに用事どうこうよりまずこの女は、一体誰で、何者なのか。疑問しかない。だから俺は会話をしてみる事にした。


「それは知ってる。俺が訊きたいのは、それはここに来る必要のあるものなのか?ということと、なぜ、俺に用が有るのか?ということだ。それに貴女が何者なのかも知らない」

「確かにその通りですね。私は今まで貴方に何も説明していませんでした。ですので、今から説明したいと思いますが、少し長くなります。よろしいですか。」

「ああ」

「それでは……………………」






 ◇◇◇◇◇


 説明されたことをまとめると、

 転生しろ、ということらしい。

 しかも、普通の転生ではなくこの姿のまま転生するらしい。いや、この言い方だと誤解を生むな。俺が小さくなって向こうの世界に行くということらしい。育ての親は、とある知り合いだそうだ。

 そんなこんなで、転生することになった俺だが、この女が何者なのかも教えられた。この女の正体は、俺の転生にも関わる。俺がなぜ転生することになったのか、そして、俺が転生の際に、持つ能力についても。


 この女の正体は、『概念』。その中でも『世界』を司るものらしい。この女の他にも『太陽』やら、『生物』やらがいるらしい。


 さて、俺が転生する理由だが、いくつかある。


 1つ目は、俺のいた世界では、俺の本来の力が失われていたため。

 2つ目は、とある『概念』をもっていたため。

 3つ目は、とある『概念』に適性があり、それを継承するため。

 4つ目は、楽しんでもらうため。


 この4つの理由から、俺は転生するらしい。ちなみに、俺はずっと記憶を持ったまま転生することができるらしい。


 さて、『概念』って継承出来るのか?と、思ったが、出来るらしい。あの『概念』だけは。しかしそれは、器が全く同じであり、一つの特定の『概念』を持っていた場合のみ可能らしい。


 その特定の『概念』が俺の持っていたものらしい。そして、あの『概念』を継承できるのは、1人まで。つまり、俺が、他の人に継承することは、出来ない。


 ここで、『概念』について説明しようと思う。


『概念』とは、全ての祖であり源、全ての存在を司るものである。

 つまり、『概念』がなければ何も無い、いや、『無』すらも存在しなかった。


『概念』は、今ある存在そのものという解釈でいい。そしてその存在を細かく分けて司っているのがこの女たちらしい。



 さて、ここで俺の持つ『概念』と、継承する『概念』をはっきりさせようと思う。



 まず、俺の持っていた『概念』、それは

『全て』

 これは、全てを視通すというもので、手にいれるものではない。しかし、俺は、生まれ持った能力と上手くはまり、一度視れば全ての事を完璧にできるようになり、昇華させることもできるようになっていた。


 そして、継承する『概念』それは、

『存在』

 全ての概念の源であり、全てを司るもの。

 全ての『概念』の能力を使用できる最強の力。


『全て』と、『存在』。



 俺は………バグったみたいだ。




 ◇◇◇◇◇

 

「さて、分かりましたか?」

「ああ、理解した」

「そうですか。では継承の儀式を行いましょう!」







 

読んでくださりありがとうございます。

やっとダメ設定を出せました。


あと、『概念』については自分の考えたものなので、実際の意味とは異なります。


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