第18話 事後
あの日から8日が経ち、俺はまた辺境伯邸に呼ばれていた。そして問題しかないものを見せられた。
「どうしてこうなった…………」
「しょうがない!」
「なにがだ!つーか勝手に貴族にすんな!いや、別にそれ自体はイイとして!勝手に爵位とか渡してイイのか!?」
「いいのいいの。宰相に言ったら、「妥当な判断ですね」って言われたから」
「宰相?どこに居んの?」
「もう帰ったよ」
「あー、マジか」
「そうそう。それで侯爵になるけど冒険者やってもイイから。もしかしたら公爵になってるかも知れないけど……(ボソッ」
「わかった。最後何か言った?」
「いや、何も。それと最高級国賓なんだけど大抵のことは出来るようになる」
「あー、わかった。けど侯爵って結構高位貴族だろ?イイのか?」
「かまわない!文句言う馬鹿貴族がいたら完全論破して叩き潰すから」
「さいですか」
はぁ、メンドクセェことになりそうだ。まあ、イイか。
「それで、今度王都に来てくれ。色々やるから」
「わかった」
こうして何かもう何て言ったらイイかわからない出来事が終わった。
◇◇◇◇◇
そして、国王が王都に帰ってから1ヶ月が経ち11月、国王からの手紙が届いた。
内容は4月に王都で叙勲するから来いということだった。




