表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生~チートで異世界を楽しめ~  作者: 玉鋼バンブー
第1章 トゥワレ村成長編
14/119

第8話 別かれと旅立ち

一章が終わります。


 7の月7日、俺の誕生日。俺は10歳に、なった。

 そして………。


「アカツキ、儂は明日には死ぬ。じゃからお主に伝えておかねばならぬ事がある」

「なんだよ、爺さん」

「この国の北東にあるSSS+ランクダンジョン『ミソロジーフォレスト』に行くと良いじゃろう」

「何でそんなところに」

「そこには、他のモンスターとは違う者共がいる。儂も行った事があるが『奴ら』に会ってしまい………」

「奴ら?」

「ドラゴンじゃ。名前は『黒神龍イスカンダル』と言っておったか。奴は仕える主人を探しているらしい。じゃから、お主に奴の主人になって欲しいのじゃ。儂では無理だったからの。そしてもう一体イスカンダルと一緒にいた奴がいた。名前は、『神狼アーク』じゃ。奴の主人にもなって欲しい」

「別にいいけど…」

「それとアカツキ、お主は、いつ旅立つのじゃ?」

「爺さんが死んだらすぐに」

「なら、これも渡しておかねばのう」


 そう言って爺さんが、アイテムボックスから取り出したのはこの世界のお金だった。


「金?」

「そうじゃ。総額10億はある。計画的に使うのじゃぞ」

「分かった」


 ◇◇◇◇◇


 翌日、爺さんが死んだ。村長達がその日のうちに弔ってくれた。こちらに来てからずっと一緒だった。完全に泣くことは無かったがやはり悲しいものだ。


 ◇◇◇◇◇


「それじゃあ、いってきます」


 誰もいない家にそう声をかけた。少し涙目になり悲しい気持ちになるが覚悟を決めた。

 さあ、行こうか。目的地は『東の辺境の街タルカ』だ。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ