勇者へまっしぐら!
読んでいただきありがとうございます。
基本的に1日二回程の更新です。
だいたいこれぐらいの長さになります。
「み....く....!みな....ん!湊くんっ!」
俺は誰かに揺さぶられるのを感じて気だるげに起きた。
俺を揺さぶっていたのは、水瀬麗奈だった。簡単に言うなら切っても切れない腐れ縁のクラスメイトだ。紹介するなら、そこらへんのアイドルと比べるのも億劫なほどの顔面偏差値の高さとスタイルの良さである。まぁ、何と言ってもそんな細身の体に付いた豊満な二つの....ゲフンゲフン
ま、まぁなんにせよ、こんな可愛い子と俺が知り合いかと言えば家が隣同士の幼馴染だからだっ!
そんな偶然あるわけないって?あるんですよ。実際に。
「さっきから私を見つめてどうしたの?」
ちょっと、頬を染める仕草をしながら言ってきた。
そう。それが男性を好きと勘違いさせるのですよ。俺だけは騙されませんよ。はぃ。
周りを見渡すと、見たことのない基調の壁に俺が倒れてたところの先には、ずっしりとした扉がある。
俺としては、期待が膨らむ展開ではあるのだが、それを抑えて状況把握のために麗奈に聞いてみた話をまとめると、
・ここは、日本ではない何処か。
・俺たちの他に卒業式の会場にいた生徒、先生、親族も巻き込まれていること。
・他の人たちはここに住む人に別の場所に連れて行かれたということ
そして、俺が目が覚めるのが最後だったと言うことだ。
まぁ、なんにせよ。この扉をあけて出て見るしかないよね!
「麗奈ー。いこうかー。」
麗奈も俺の数歩後についてきた。
開けると、そこには中世の騎士をイメージしていただければいいだろうか....いゃ、うん。俺の廚2心がくすぐられてしょうがないけど、抑えるんだ!俺。
「やっと、最後の1人も目が覚めたか。ディスト王が待っている。一緒に着いてきてもらうぞ!」
王きたぁぁぁぁぁぁ!RPGktkr!!!
といって喜んでいたんだけども廊下長すぎです。もう、結構歩きましたよね?正直同じ基調飽きました。
「れなー。飽きない?同じ廊下。」
「そんなことないよ?なんか、ロマンチックじゃないかな?こういう景色。」
どうやら麗奈には、このずっと続く廊下がロマンチックらしいです。本当にありがとうございました。某ネズミ王国のお城みたいなものなのかな?
「王の謁見の間だ。お許しはでている!入れ!」
そんなこんなで、ゆっくり歩いたにしても目的の部屋まで5分ほどかかりました。はぃ。
少々、乱暴過ぎやしないか?これってあれでしょ?よくある、転移や転生してお前勇者魔王倒せ。俺TUEEEEE的なやつでしょ?
だんだん不安になってきてる俺が居るよ?うん。
なんにせよ、麗奈と一緒に謁見の間に入った。
「ディスト王、これで全員でございます。」
中央に鎮座されますお方がディスト王ですか。はぃ。ただのイケメンですね。
というか、今更だけどなんで明らかな外人みたいなのに、日本語で会話できるのか不思議世界発見。
「突然ですが、あなた方は選ばれた存在《勇者》でございます。誠に勝手ですが、私に忠誠を誓って魔王を退治していただけますか?」
誤字、脱字等ありましたら、コメントをお願いいたします。
というか、感想が欲しいです。それによって物語の細かいところも変わっていくと思います。