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絶望へまっしぐら!

読んでいただきありがとうございます。


どうやらまた私は携帯片手に寝てしまわれたようです。遅れて申し訳ないです。(´・_・`)


やはり、文章で端から端まで表現するのは難しいですね。他の方々の作品を見て本当に自分の文の幼稚さにうわぁぁぁってなります笑


では、今回もお楽しみください。

はい。湊です。いきなり大ピンチです。


どうやら、俺たちは捨て駒にされたようです。というより、体良く処分するつもり見たいです。


なんで落ち着いてるか?って、そんなわけないだろぉぉぉぉ!


流れを話すならば、ウェアウルフの村の防衛柵まで突っ込む予定だったんだけど....メンバーとしては、俺と麗奈と兵士が2人という感じ。


目の前に柵が見えて来たあたりで後ろの兵士が俺たちに襲いかかって来た。

正直、麗奈が居なかったらよけられなかったというかバッサリ上と下がさようならだった。


危ない危ない....


そして、今兵士と対峙中。いまここ。


「ちっ!おとなしく死んでくれればいいものを。さすがは、勇者様ってか!」


まぁ、俺だけなら多分死んでました。うん。だって、全く気づかなかったもん。


ありがとう麗奈。麗奈様様だね。


「湊くん!逃げよっ!もう、いいよ。こんな人達!私達2人だけで逃げよっ!」


「そうだね。とりあえず、あっちの方へ逃げよう!麗奈!」


兵士達と柵のない方向へ走り出した....はずだった。


「ぐっ.....」


体が急に言うことを聞かなくなった。


なんだこれ........


どうやら、俺だけでは無いようで麗奈も動けずにいるらしい。


身体をよく見てみると、身体に描かれた烙印がドス黒くひかっている。

それだけで、俺は理解した。これが隷属魔法の反逆に値する行為だと。


「だから、無駄な抵抗は無駄だから。さっさと死んでもらうよ。まだ、あの狼どもを狩らなきゃいけないんだからよ。」


兵士達がゆっくりと近づいて剣を俺に向かって振り上げた。


「まずは、お前からな。そこの女は後で愉しませてもらうからよ。あっはっは!」


その顔は、醜くゆがんでいた。


そして、その刃が身体に触れ....なかった。


何が....起きたっ!?


自分を見ると、全身血だらけ。なのに、傷がない。

はっとして、隣をみれば麗奈が倒れていた。


「れなぁぁぁぁっ!」


そんな.....そんなぁっ!


麗奈の傷口を抑えるが血が止まる気配はなく、そもそも左腕がすでに剣で断ち切られていた。


絶命は、まだしてない。でも、そんなにそれも遠くないだろう。


どうしたらいいっ!どうすればっ!


「は....やくっ!に、げ....」


「ちっ!愉しめなくなっちまったじゃねぇか!餓鬼がっ!早く死にやがれ!」


すかさず、兵士が剣で袈裟に切りかかって来た。


麗奈が残る全てを絞って俺をまた突き飛ばした。お陰で避けることは出来たが、麗奈は完全に動かなくなった。


なんで、こんなことになったんだっ!....俺に力があれば....なんで、こんな雑兵1人2人倒せないんだ。くそっ!


「くそっ!くそぉぉぉぉ!」


だが、目の前に迫る兵士達は、さながら迫り来る死神のように俺には見えてしょうがなかった。


逃げられる場所それは、あそこしかない。ウェアウルフのいるところまで、脇目も振らず走り出した。


だが、後もう少しと言うところで、追いつかれた。剣で応戦するも、俺のステータスでは赤子をあやすようなものだった。


そして、肩からバッサリと切られた。2撃目は、腹を突かれた。


どうにか、剣を抜かれた瞬間に足元にある土やら砂やらを握って兵士にかけて一瞬怯んだ隙に逃げた。


もう自分の体がどうなっているのかはわからない。痛みももう感じなくなって来ているし、多分、見たら動けなくなるだろう。

そう思いつつ、持てる全ての力を使って走った。


どうにかウェアウルフのところまで着くのも束の間、入れてくれるはずもなかったが、後ろに迫って俺を襲う兵士を見て不思議に思ったのか、入れてくれた。


そして、追って来る兵士もまた2人では分が悪いと判断したのか、逃げ帰って行った。


俺は、落ちるように地面に倒れた。


ウェアウルフがこちらに何か話しかけて来ているが、もう耳もよく聞こえなくなって来た。


死ぬのか....


何も出来なかった。麗奈を助けることも。むしろ、守ってもらってしまった。


力があれば....力が欲しい....


そして、麗奈をあんな風にした兵士がファイがディスト王がこの世界が憎くなった。


麗奈とは、本当に小さい頃から一緒で本当の兄妹のように育った。一時期、異性として意識していたこともあるし、守ってやりたい。そう思えるような家族のような存在だった。こっちの世界に来て、能力の無い俺が自暴自棄にならずにいられたのは、麗奈がそばに居てくれたお陰かもしれない。


もし、生まれ変わることができるならせめて誰かを守るだけの力は欲しいと願った。


それに、ベスとの約束も守ることができなかった。このネックレスを渡すことも出来なかった。


そう言って、ネックレス握りながら世界に絶望し、人を憎み俺の生涯は終えた。



いかがでしたでしょうか?


主人公とヒロイン共にお亡くなりになりました。

これで、物語が終わる?いえいえ、むしろここからが始まりなのです。


主題にやっと片足を突っ込んだ感じですね。


では、次回は、、、いえ見ていただいて楽しみにしていただきましょう。


気に入っていただけましたら、お気に入り登録と評価のほどよろしくお願いします。


また、随時コメント感想誤字脱字要望その他もろもろお待ちしております。m(_ _)m


では、次回投稿は朝か昼かになります。


それまでの間少々お待ちくださいませ。



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