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異世界へまっしぐら!
始めまして。筆者の見切り発車です。読んでいただければ幸いです。
「3年F組!不破湊君!」
「はいっ!」
そう。俺は、まさに3年間という時を経て今、高校の卒業式の真っ最中だ。
椅子をたち、お立ち台の上に居る頭の禿げた校長のところへ向かう。
今までよくがんばったね。そんな、誰にでも言いそうなテンプレな言葉と共に俺は、卒業証書を受け取った........はずだった。
卒業証書に手をかけた途端、周囲に光の帯と光の玉のような物が卒業式の会場の中心から浮かび上がっていた。
「なんだ?」
そんな疑問に思うのも束の間、俺や先生や親達は、光に包まれた。