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第1章 転校!?

僕は高沢公章たかさわ・きみあき名古屋の曲畑まがりばた中学校の1年生。しかし沖縄県の小さな離島にいて店をやっている父方の母親(つまり僕にとってはおばあちゃん)が腰を悪くして働けなくなったらしく、そっちの方を手伝うということで父は急いで会社をやめ、沖縄に行くこととなった。しかも季節は「春」だ。現在は2010年3月、僕は野球部に所属していて1年生では珍しい20試合に出場(公式戦含む)、公式戦でも1年生として唯一の背番号(20番)をとっていて監督からは期待されていて、勉強もうまくいき、今度は進級するから後輩もできて、いろいろ教えてやりたかった。なのに・・・転校だなんて・・・。

 その引越し(&転校)が伝えられたのは先月2010年2月の上旬であった。

公章の父:「なぁ公章少し話があるんだが・・・。」と何かいけないことでもやってしまったかのような顔をしていた。それに驚いた公章は「何?どうしたの父さん??」といった。

公章の父:「沖縄のおばあちゃん知ってるだろ?」と聞かれたので、公章は淡々と「知ってる」と答えた。なぜ聞かれたかというとそこには正月に1回行くか行かないかで、しかもここ数年向こうが正月に風邪をこじらせ、行けなくなっていたからだ。(いずれも大事に至らず元気だったが)

公章:「何?おばあちゃんに何かあったの?」と聞く。

公章の父:「実は・・・おばあちゃんが腰を悪くしたのとまた風邪をこじらせたのとで寝たきりになってしまってなぁ・・・。」

公章はそれを聞いても腰を痛めるのはおばあちゃんも70歳と歳だから仕方がないだろうと思い淡々と「で、なに?」と聞いた。

公章の父:「おばあちゃんを沖縄で看たいから・・・転校してもらいたいんだよ。」

その父の言葉を聞いた瞬間公章は「はぁ!?」と甲高い裏返った声を出してしまった。

それまでの顔つきからあほらしく目を大きく見開きし、バカみたいな大口を開けてしまった。

公章:「っててててててて転校!!??」すっとんきょうな声を上げた。公章は続けて

「なんで!?おばあちゃんって離島に住んでるんでしょ!?伊里臣島だっけ?あんな小さな島に引っ越すの?看るったってなんかあったらあんな島じゃ見たところちっぽけな診療所1つしかないし、それに名古屋のほうがはるかに規模も大きくて病院も多くてどこか悪ければ手術してもらえるし、それに・・・野球部だってやっと試合になれてきて2年になったらレギュラーも狙えるって言われていたのに・・・・。」最善の策だとは到底思えなかった。

 と、そこで父が「おまえにはすまないと思っている」と申し訳なさそうに言った。

「だったら・・・」と言おうとしたがそれを父がさえぎり「あそこは空港があるが寝たきりのおばあちゃんを連れて行くことはできない。」 

公章:「それだったらヘリ呼べばいいじゃんか。ドクターヘリ!!」といった。最近見たドラマで知ったことだ。しかし父は・・・

父:「ドクターヘリなんて金がかかるし第一そんな用件では来てくれない。きてくれるんだったら対策をうってるよ!」強い口調で言われた。もっとほかに最善策があると思ったが自分の案はもう言い切ってしまってなく、父も「沖縄に行って親を看る!!」と言うことしか頭に無いようなのでしぶしぶではあるが転校を決め、父についていくのだった。

これからどんな生活が待っているんだろうか・・・。


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