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胡蝶、追い返す

大阪区

「なんかここすごい落ち着くわ」

 それは、名前だけでなく街の雰囲気が大阪に似てきたであった

 笑顔で溢れていて活気がある

 ちがやはこういう街が好きである

「ちがやちゃん!買っていかない?」

「かうかう!」

 ちがやはこれだよこれと一人で納得していた

 大阪の商店街でやっていたやり取りが同じですごく落ち着くんや

 たまに怪しいもの売ってるところも大阪ぽい

 似せたわけじゃないのに普通にこうなっていた



「なんかうちの区にきてたみたいやな」

 またしてもスラムの土地を売ったという商人がやってきた

「あの取引は不成立だ。買い戻させてくれ」

 ちがやは知っている

 価値が上がったから買い戻しにきたことを

 でも売るつもりはもちろんなかった

「ちなみにオタクはいくらで買うつもりなんや?」

「そんなの売った時と同じだと決まっているだろう。」

「バカヤナ、あの場所はもはやそんなはした金で買える金額ちゃうねんけど払える??」

 それは現在の正当な評価を受けた土地の値段

「商業ギルドにもしっかりと査定してもらった結果がこちら」

 この土地は将来的にも現在にも価値がある。

 故に価値が高騰し購入時とは桁外れの金額が掲示されている。

「こんなものぼったくりだ!あの土地がこんな価格で売れるはずがない」

 無論、ぼったくりなどではなく正当な価値だ。

 払えないなら仕方ないとしっしっと手でジャスチャーをする

 「ほなら、買い戻しの話はなかったことに」

 だが、商人は諦めが悪かった

「まて!金はないが金になる商品はある。それで手を売ってくれないか?」

 ニヤリと笑う商人に鼻で笑うちがや

「お前、スラムに価値などないといってたよな?」

「あれはその・・・」

「黄金に変わったから買いにきたみたいやけど、スラムを無価値といったお前に売るわけないやろ?逆に何も見抜けないお前のその目が一番無価値なんじゃねーか?」

「っ!!」バタン

 買い戻しは不可能とわかった商人はいそいそとかえっていった

 そしてちがやは心の中で叫んだ

「ざまぁみやがれクソッタレ」と

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