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昔助けた男がマッチョになっていた

商業国家 トレードフロント

 スラムの立て直しに精を出していたら見慣れぬマッチョ達がちがやを見つけ駆けつけてきた

「なんや!?誰やおっさん達!?」

「魔法国家で飢饉で死にかけていた村覚えてませんか!?」

「覚えてるけど・・・・え!?まさか噂がほんまやったんか!」

「はい!何やらちがやさんが困ってると聞いて走ってきました!」

 男達は鍛え抜かれた肉体でポーズをとりながらにこりとさわやかにわらってみせる

「いやいやいや!その前になんでそんなにマッチョになってんの?村でるまでは普通だったよね!?」

「それはちがやさんが毒から水に戻してくれたあれのおかげですよ。あの水飲んでたらこうなりました!」

 実はあの水、ステータス上昇効果が無意識に付与されていたため、それを飲み続けた村人はみるみるうちにマッチョへと変貌したのだった。

「そこまで!?またやっちまった!!」

「いいじゃないですか。むしろ感謝してるぐらいですよ。だからここまで駆けつけられたんですから」

「せやな・・・それはほんまおおきにな・・・」

 村で出会った時は今にも死にそうだった連中が逞しくなって感慨深いものがあるちがやなのだった

「というかあの後全然村に来てくださらなかったから寂しかったんですよ!!」 

「それはうちらもいそがしかったからや、魔法国家でたあとも商業国家で色々あってな大変やったねん」 

「その時も呼んでほしかったです!」

「戦力にはなりそうだけどウチらで足りてるから・・・お前ら戦ったら血の雨になるやろ??」

 ちがやは筋肉をみて確信したようにそう呟く。

「ごもっともです!」

「でも、手伝いに着てれたというなら任せたで」

「お任せあれ」

 案の定強すぎるマッチョ達には建設関係の仕事を手伝ってもらうことにしたのであった、


「宗教国家から着てくれたん?それに魔法国家からも!?」

「お困りとあらばどこへでも助けに行きますよ」

「私もです!」

 呼んだ訳ではない

 彼らは噂を聞きつけてわざわざここまで手伝いにきたそうだ

 それも異国からだ

 皆張り切っている

そんな姿を見てちがやは心がポッと温かくなる感覚を得た 


 「頼んでないのにきてくれたなぁ」

 ルナと一休みしながら周りを見ると協力にきてくれた人スラムの人達が頑張ってスラムの建て直しの作業に没頭している

「ちがやの人望と歩いてきた軌跡でしょ」

 そうなのだ。本来ならば混じり合わなかった異国の人達。それがちがやを通じて繋がっているなだ。

「遠かったはずなのにそれでも助けにきてくれるってなんか嬉しいね」

「えへへ、そうだな」

 がむしゃらに生きてきたつもりだった

 でも、こんなにも沢山の人が駆けつけてくれた。それが嬉しくて思わず笑を漏らすちがやなのであった。

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