表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
70/148

聖女 甘やかされる

聖女リリス

若干9歳にして聖女になった。そして何よりの特徴は彼女は小さくて可愛かった

「うち妹ほしかったねん!」

「ちがやずるいわ!?私も抱きしめる!」

「あわわ」

リリスはすんごく甘やかされていた

末っ子気質のちがやですら虜になってぎゅーと大切に大切に抱きしめていた

そしてそこが外であり魔獣達が襲いかかってきている真っ最中に限らず邪魔すんなやといわんばかりにちがやの結界くんが弾き返す

この人達は何者なんだろうとお目々をパチパチさせていると子犬だったポチがフェンリル形態になり一吠えで魔獣達を追っ払った

「え・・・え・・・・?」

意味がわからない。眼の前にいるのはどう見ても四聖獣のフェンリル様だ

なぜ子犬の姿をしてこの人達ついてきているのか。

なぜこんなところにフェンリル様がいるのか。

リリスには全く意味がわからなかった。

「フェンリル様・・・?」

「いかにも」

「聖女だからポチのこともわかるよね・・・まぁ、リリスならいいか」

「せやな!」

「本物・・・!?ほわああ!」

「ふふ、気になるんか?ポチは噛んだりしないから平気やで。」

「ポチ?」

「私の名だ。彼女は私の御主人様だ」

「ほわあああ!すごいです!」

「ふふん!せやろせやろ!」

「まぁ・・・説明すると長くなるもんね・・・」

「リリスにはとりあえずこれで大丈夫だろう」

「そうだね」


「リリス、念の為これをつけたるな」

「指輪??」

「うちの周りに展開されてる結界と同じものや。これから危険な旅になる。だからリリスを守るために結界くんをつけたんや。」

「ほわああ!結界です!すごいです!」

「まだ使い方説明してないのにもう使いこなしてる・・・さすが聖女様やな」

「それよりリリス、本当に宗教国家に戻ってもいいんだね?怖いこともいっぱいあるよ。」

「はい、私は何もなしていません。国民を守らないと。だから戻るのです。」

「立派やなリリス!よーいった!」

「こういうところはちがやに似ているのよね・・・」

「そうだな」

ジェイソンとルナは考えていた。

この二人なんか似ている

髪色は違うけど顔つきとかなんか似ている

それとなんだかちがやの聖女に対する態度が今までにないほど甘い

最初は妹みたいな存在が現れたからかと考えていたが本当に姉妹だったら納得がいく。

もちろん姉妹なのは日本のちがやではなくこっちに元々いた肉体の方なのだが同化したせいか仲が良い。

わからん。そもそもが複雑過ぎて考えれば考えるほどわからなくなる。

そう思ったジェイソンとルナは考えるのを放棄した。

ちがやのざっくりとした性格が二人にも影響していたのであった。

「まぁ、ええやろ」精神は真面目な二人には特に感銘を受けていたのだった。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ