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胡蝶 知らぬ間に有名になる

ちがや達は村を旅立ち魔法国家の王都に辿り着いていた

王都といえば日本で言う東京みたいなものやろと考えたちがやは王都で物資補給をし珍しい物がないか観光したいと考えていた

「ルナは王都にきたことあるんか?」

「一応貴族令嬢だからね。王様にも何回か謁見してるよ。」

ルナもルナで久しぶりの王都に心躍る

またちがやに新しい服でも着せようと考えていると何やら冒険者達が言い争いをしている

「なんや騒がしいな。」

ちがやが馬車が出て様子を見るとローブを被った女性の前に冒険者らしき男達が絡んでいる

「ナンパか?」

「あれは・・・ちがや馬車に乗って!あなたはこっちに!」

「え!?」


「姫様やて!!?」

「ルナ、久しぶりね。助かったわ」

「見つけた時はひやりとしましたよ~なんであんなところにおひとりで?」

「実は冒険者ギルドに個人的な依頼をしたくてね そしたらさっきの冒険者にナンパ?されて断ったら怒ってきて喧嘩になったの」

「あの男命拾いしたな・・・」

「ふふ、その通りよ!旅の商人ちがやちゃん!」

「ん!?なんでうちのこと知ってんの!?まだ自己紹介してへんのに!?」

「公爵領に現れた黒髪の商人ちがや、公爵領で数々の伝説を残しさっていった。あなたは今救世主と言われるほど有名なのよ。」

「やってもうた・・・ルナどうしよう?」

「いいことでは?」

「私達帝国に狙われてたからできるだけ目立たないにしていたんです。でもまぁ・・・今更ですね」

「なんでやねん!?そりゃあうち調子に乗りやすいのはわかってんけどそんなこと言わんでもええやん!?」

「うふふ、あなた面白いわね。帝国が怖いなら私が後ろ盾あげてもいいのよ」

「姫様それは・・・」

「別に戦争するわけじゃないわ。この子に手を出したら魔法国家が許さないわよって牽制するためよ」

「でもうち・・・別に姫さんに何かしたわけじゃないで?そこまでしてもらう理由がないで」

「あら、意外と謙虚なのね。でも功績なら残してるじゃない。公爵家は魔法国家の貴族よ。そこで十分な功績を残しているんだからお父様も納得するはずよ」

「お父様って王様やんな?ほんまに姫様なんやな・・・」

「ちがや、ルナ、言われた通り王城に着いたぞ。警戒されてるから説明を頼む。」

「ありがとうジェイソン!今行くー!」

「姫様!!?それに公爵家令嬢のルナ様!?」

「ご機嫌ようみなさん・・・ご無沙汰してますわ」

「え・・・誰あんた・・・」

「ちがやも私に合わせて!」

「ご、ご機嫌よう??」

「ご客人よ。お父様に会いたいから部屋を用意して」

「は!」


「ジェイソン・・・うち打首にされるかもしれへん・・・うちだけに」

「俺もこの手の付き合いはしたことがあるが帝国よりはマシだろう。大丈夫だ」

「そんなに心配しなくても何もされないわよ。ちがやは変なところで臆病ね」

「ちゅーても王様やろ!うちマナーとか知らんし大阪弁も、ゆるさん!打首だ!ってなるかもしれんやん!」

「ならないって・・・まぁ、そういう人がいるのは否定しないけど」

「ふむ」

「うちに手を出したらジェイソンが許さへんで!どこからでもかかってこい!」デュクシデュクシ

「お待たせ!お父様をお連れしたわよ!」

「はひいい!」

「救世主子夢茅嬢、ルナ公爵令嬢、ジェイソン。よくぞ参った。我こそが」

「国王のクリスヴァンレイモンド陛下ですわ!私のお父様です!」

「・・・」

「ウチより無礼な気がしてきたで・・・」

「こほん!まぁ、座りたまえ。ここは私用の席だ。緊張しなくてよいぞ」

「ははぁー!」

「ちがや、そこはありがたき幸せよ!」

「ありがたき幸せ?や!」

「はっはっは!いつも通りで構わん。ここには口うるさい貴族もおらんからな」

「ほんか!?ほならよかったわ!うちなー!王様ってどんなもんか知らんかってん!だから緊張してたねん!でも話してみたらいーひとみたいですんごい安心したわー!あ、うちは子夢ちがやっちゅーて商人やで!一応冒険者もやってるけど本業はこっちやな!ほんでなー!」

「待って待って!ちがや!ひとまず落ち着いて・・・」

「くく・・・」

「ジェイソンまでなんで笑うねん!?」

「す、すまん・・・ククク」

「はっはっは!話に聞いていた以上に愉快なお嬢さんだ。それでよい。我も話しやすくて助かる」

「面白い子でしょ?お父様!」

「そうだな。」

「むぅ・・・」

「なら、この子に後ろ盾を」

「それは本人の意思を聞いてからだ。どうだ?ちがや嬢。我はそなたの功績を認めている。貴族達も認めるだろう。だから、後ろ盾を与えることは可能だ。この子の言う通り後ろ盾があれば帝国へ牽制もできる。必要なら協力もおしまない。」

「うーん・・・気持ちは嬉しいねんけどやっぱりええわ」

「理由を聞いても?」

「例えば敵が帝国の貴族なら魔法国家の後ろ盾は効果があるかもしれへん。でも敵は国の暗部。いくらでも関与を否定できる。もしもの時は暗部を切り離せばいい。そんな相手に貴族だ国王だなんだと言っても実験材料にされて終わりか殺されるだけや。それは公爵家のルナで証明されている。」

「全くその通りだな。」

「でもなー!本当に気持ちはうれしーねんでー!うちらを守りたいってのも伝わってくるしおーさまがやさしーのも分かる!でもうちは」

「・・・」

「うちは守られてばかりは嫌やねん!うちだって守りたい時もある!だから後ろ盾はいらん!」

「・・・」

「ふふ」

「くく」

「え・・・何か言ってや・・・断ったら打首なん?打首なんか!?選択肢ミスった!?」

「はは、はっはっは!打首などするはずがない!そなたの言葉確かに承知した。だが、しかし・・・くくく」

「残念ですわ・・・せっかくお友達になれると思ったのに」

「へ?どゆこと?」

「娘は王族故にそう簡単に人に会えない。だから後ろ盾を理由にちがや嬢に会って交友を深めたかったらしい。」

「そんなことやったんか!でも友達なら尚更後ろ盾は貰えんで~」

「なぜですの?」

「友達ならそんなものなくてもなれるし、持ちつ持たれつなのが友達やろ?うちだけ美味しい想いしてたらそれは友達ちゃうやんって思うねん」

「っ!?」

「うちは子夢茅、君の名前は?」

「アリアです!アリアですわ!ちがやちゃん!」

「ふふ、よろしゅーな!はい!これでもう友達や!」

「はい!」




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