胡蝶と馬
武器の制作を頼んだ後、公爵から報酬として与えられる馬を選びに向かっていた。
「ちがや、馬には乗ったことあるの?」
「ない!!!ちゅーか、馬車用の馬なんやから乗れんでもええやろ?」
「それはそうなんだけど経験ないなら試してみたら?いい経験になるよ」
「馬には乗ってみたいけどうち振り落とされんかな・・・」
「それなら俺も一緒に乗ろう。それならどうだ?」
「ええな!たくもー!ジェイソンは過保護なんやから!」
「私も乗れるよ!ジェイソンのあとに一緒に乗ろうね!」
「ええで!人気者過ぎて照れるわ~!」
「ジェイソンジェイソン!?高い高い高い!!」
「いつも俺の上に乗ってるだろう?大体同じ高さだ」
「そうやけどそうやない!!!」
ひひん!
「ちがやにも苦手なものあったのね!うふふ」
「ルナ!?なんでそんなじょうばなれしてるんや!ルナは仲間やと思ってたのに!」
「私こう見えて令嬢だから乗馬スキルぐらい持ってるわよ。ちがやも慣れると楽しいわよ」
「ずるーい!裏切り者!!ひぃ!?」
ひひーん
「落ち着いて風を感じてみろちがや 馬に身を預けるんだ」
「馬に身を預ける・・・」
パカラパカラパカラ
「ん?この子うちに気を使ってくれてる?」
「わかったか。やはりちがやは動物に好かれるようだな。」
ひひーん
「馬が接待してる・・・まじか」
「よーし!いくでー!はいどー!キタサン!」
「アルフレッドだってば!?」
ひひーん
「馬車用に2頭どの子にする?」
「うちはやっぱりキタサンやな!黒くて足腰もしっかりしてるし日本のキタサンみたいではやくなりそうや!」
「馬車用だから速さはそこまで重要では無い気がするけど・・・まぁ、賢いみたいだしいいか」
「キタサン、番はおらんのか?」
「ひひーん!(おるで、こいつや)」
「ひひーん(どうも)」
「真っ白で綺麗やな!芦毛っていうやっけ?」
「ひひーん(ふふん!)」
「あ、なんかこの子ちがやに似てる」
「うむ」
「夫婦を引き剥がすのは可哀想や。2頭まとめてうちが引き取るで!馬車作ったらひっぱってな!」
「「ひひーん!」」
「芦毛の子の名前はどうするの?」
「うーん・・・タマモ〇ロス!キタサンと接点ないけど!」
「そのネームバリエーションはどこから引っ張ってきてるのよ。」
「日本の競馬やで?黒くて早いうまがキタサン〇ラックで芦毛の子がタマモ〇ロスや!まぁ、よーしらんけど」
「ざつ!?まぁ、いつもの事か・・・」
「可愛ええなと思って見てただけやからあんま詳しく知らんねん。競馬場のおっちゃん達はすんごい詳しかったんやけどな」
「ちがやがどういうところで生活してたのかわからなくなってくるわ・・・」
「近所にあったんや。競馬場。そこで観戦してるおっちゃん達が町で酒飲んでるんやけどなーいつも馬の話やねん。それでうちもちゅーとはんぱに覚えとんねん」
「ちがやはどこに行っても変わらないわね。」
「でもおっちゃん達が言ってたことわかった気がするわ~いっつもあの馬は凄いあの馬は綺麗だとか言っとったけど実際見てみると感動したわ」
「日本って面白いわね。」
「まぁ、酒ばっかり飲んで働かんおっちゃんも多かったんやけどな」
「やっぱりろくでもないわ!」




