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胡蝶は作る

ルナに紹介状の件を任せた後、ちがやとジェイソンは公爵家の客間で商品を作っていた

「今回は何を売るんだ?」

「せやな~雪国で需要がありそうなものがええな」ポン

「おお、暖かい!」

「カイロやな。振ると暖かくなるから外でちょっとした暖を取るための道具や」

「極寒地域では需要がありそうだ」

「でも、これだとちょっと弱いかな・・・売れてもたいした値段にはならへんはずや」

「ふむ・・・ちがや、この素材使ってみるか?炎の魔石だ」

「お、炎の魔石か!なんか作れそうな気がするわ!ジェイソン!こういうのはどうや?」


「うわ!なんかこの部屋暖かい!」

「ふふん!新しい商品や!一家に1台!いや、一部屋に1台でもええけどとにかく炎も魔石でつくった暖房器具や!」

「え?魔石1個でこの暖かさなの!?部屋全域がまんべんなくあたたまってるしこんな便利なものほしかったのよ!」

「せやろせやろ!この世界冷暖房機械がないからうちの力で魔石を変質させてみたんや。部屋の隅っこにおいてたらええからスペースもとらんし危険もないすぐれもんや ちなみに魔石があれば作れるから結構お手軽」

「ちなみにこれどのくらい保つの?魔石だし交換式?」

「それも考えたんやけど雪国の人にとって命に関わることやろ?だから雪が降る冬の間をずっと過ごせるように半年に設定してある。次の冬にまた買ってくれれば雪国ではずっと利益がでることになるからな」

「それがいいかもしれないわね 永久的につかえると今度はちがやの力に気付かれちゃいそうだし」

「ちなみにほい、これは公爵家用や。設置はそっちに任せたで。宿泊代として提供するわ。」

「ありがとう!パパもきっと喜ぶよ!」


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