仲良くなりたいジェイソン
ジェイソンは動物が好きだ
でも大体怖がられてしまう
それが悲しかった
ちがやは臆せず話しかけてくれるが動物には本能がある
その本能がジェイソンを警戒させるのだ
「ポチ・・・」ズーン
また嫌われた
あれは俺のせいなのはわかっている
だが、仕方なかったのだ
暴走したフェンリルは手強い
それ故に本気を出すしか方法がなくった
作戦自体は成功した
だが、恐れられるのは辛い
「・・・」ズーン
「あのジェイソンが落ち込んでるでポチ!ちょっとは歩み寄ったらどうや?」
「ですがご主人・・・」
「私もポチって呼んでもいい?」
「よいぞ!お前は怖くなさそうだ!」
「あはは、それは良かったけどジェイソンは動物と子供には優しいから大丈夫だよ 鏡の使用の時ですら一切攻撃を当てなかったでしょ?」
「たしかにわざと外しているようには見えたが凄まじい攻撃が掠めた時ぎょっとしたぞ」
「ほら、隙をつくるために必要だったんだよ あれのおかげでポチも油断して鏡の範囲内に入っちゃったでしょ」
「たしかに・・・」
「それにポチ、お前が無傷なのが何よりの証拠や。ジェイソンは最初から当てるつもりなんかなかったどころか当てたくなかったまであるんやで。ジェイソンは動物すきやからな」
「ジェイソンと言ったな」
「あぁ!そうだ!」
「頼みがある」
「「ん??」」
「聞こう」
「私は今度こそご主人を守りたい。だから力を貸してくれ。一緒にご主人を守ってくれないか?」
「はは、愚問だ。俺は大切なものを守る それはお前のご主人だけじゃない ルナもだ
だが、お前はちがやがご主人、構わんぞ共に守ろう」
「わん!!」
「よろしくなポチ」
「ワン!」
「仲直り出来てよかったね」
「せやな・・・ジェイソンが落ち込むなんて珍しいからポチが警戒を解いてくれてホッとしたで」
「ちがや、話は変わるんだけどさ。この作って貰った杖とジェイソンのナタ、悪いんだけどしばらく封印してもいい?」
「え?なんでなん?最高傑作やろ?」
「強すぎるからよ。神獣戦には必要だったからいいけどこれを人に使ったらやばすぎるわ」
「た、たしかに・・・うちがちょーしのってポンポン効果付けたからそりゃあ人間や普通の魔物には過剰よな」
「魔法国家にはエンシェントドラゴン様が運んでくれるらしいからそれまでに普通の武器を作りましょう」
「ふつーか・・・うちそれが一番難しいんよな・・・どないしよ」
「だよね・・・となると魔法国家についてから買おうよ武器 」
「せやな!」




