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新たな仲間

第五回新たな仲間

■牧人の夢の中

レネルガン「長老! 牧人が戦っている時に手助けできないのは心苦しいのです。なんとかなりませんか?」

ロボ生命体の長老「仕方ないじゃろ。お前の力は強すぎる。お前が出ていったらあっという間に敵を倒してしまうじゃないか。敵といってもか弱い人間なんじゃから」

レネルガン「それはそうですが」

長老「弱い者いじめはダメじゃよレネルガン」

レネルガン「……納得いきませんがしょうがないですね」


■放課後・商店街

雪彦「それにしても前回は大ピンチだったな」

牧人「ああ。でもフレイムバーニア開発したから無駄な闘いではなかったよ」

雪彦「レネルガンが最初から戦えればピンチなんか来ないのにな」

牧人「いや、それが夢をまた見たんだ」

雪彦「また? どんな夢」

牧人「レネルガンも心苦しいんだってさ。夢の中で言ってた」

雪彦「夢の中でかあ。お前とレネルガン通じ合ってるんだな、そんな夢見るなんて」

牧人「レネルガンの力が最初から使えれば絶対に勝ち確定らしいんだ人間相手には。それは弱い者いじめだってさ」

雪彦「そっか。じゃ人間の敵相手には俺たちが相手するしかないか」

牧人「ああ、そうだな」

謎の少女の声「あー! やっぱりここにいましたか!」

 声のした方向に牧人と雪彦が振り向くと、そこには少女がいた。服装はメイド衣装を着ている

謎の少女「初めまして! 私ロボ生命体の故郷からやってきたオンリーと申します。仲間に加わりに来ました」

 牧人と雪彦の目が点になる。

雪彦「えっと……オンリーさんですか? 人間にしか見えませんけど」

オンリー「そうなんですよ。私はヒューマンタイプのロボットなんです。ロボ生命体の長老から貴方たちの味方になるよう命令を受けてきましたのでよろしくお願いいたします」

ペコリと頭を下げるオンリー。

牧人「そっか。長老も粋な計らいをするんだ」

しかし雪彦は納得が行かないようだった。

雪彦「あーいいんだけど、オンリーちゃんだっけ? 本当に戦えるの? その華奢な体で」

オンリー「はい! 私の名前は戦闘オンリーから来てますから!」

雪彦「そんなに強いようには、見えないけどな」

オンリー「皆さんそうおっしゃいますけど、大丈夫です。頼りにしてください」

牧人「雪彦。オンリーちゃんを信じようぜ。俺の戦士としてのカンが信頼できるって言っているぞ」

雪彦「牧人がそう言うなら……」

 牧人とオンリーの目が合う。綺麗な瞳だった。

牧人「これで白兵戦用の戦力が整ったな。もうドクターの連中を恐れなくていいって事だ」

オンリー「はい、まかせてください!」

雪彦「やっぱり納得行かない。牧人、フレイムマンでこの子と闘ってみろよ。きっと泣き出すから」

オンリー「模擬戦ですか? いいですよ」

牧人「しょうがないな、雪彦は。じゃやるか」

オンリー「じゃ行きますよ、とりゃぁぁ!」

 オンリーが牧人にハイキックをした。

 フレイムマンになった牧人でさえ防御するのがやっとだった。

牧人「(やはり強い!)」

オンリー「ほらほら私が倒しちゃいますよ」

 オンリーの猛攻は続く。パンチ、キック、チョップ、様々な攻撃に牧人は目眩がした。

牧人「君、俺より強いぞ」

オンリー「でもロボット戦ではドクターシリーズのロボには敵いませんから、やっぱり牧人さんが必要なんですよ」

 ぽかんと見ていた雪彦がはっと気付く。

雪彦「もういいもういい! オンリーの強さわかったから」

オンリー「それじゃ仲間入り認めてくれるんですね?」

雪彦「ああ、悪かったよ」

オンリー「じゃ、私ロボ生命体の故郷に一旦戻りますね。ピンチの時は呼んでください。すぐ召喚されますから」

オンリーは光になって消えた。

雪彦「やれやれお騒がせ娘だったな」

牧人「でも新しい仲間が増えてよかったよ

雪彦「そうかもな」

第五回了

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