表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
29/111

龍之介の絶望と希望・2

 先生が帰ってから僕は悔しくて悲しくて泣いていた。泣いているとドアからノックの音がして、愼志朗さんが部屋に入ってきた。


 泣いている僕の頭を撫でながら静かな声で言った。


「少し厳しい先生みたいですが、どうか頑張ってください。タマさんからの手紙を預かってきました」


「タマから……!?」


 僕は涙を拭いながら愼志朗さんが差し出す白い封筒を急いで手に取り、1枚の白い便箋を広げた。


『りゅうのすけへ

 げんきになったみたいであたしはうれしい。

 はくしゃくのあととりはたいへんそうだが、がんばってくれ。

 あたしもりゅうのすけのことがだいすきだ。

 りっぱなはくしゃくになってよめにしてくれ。

 たのしみにしている。 

 タマ』


 これを読んだ僕は悲しみの涙の上からうれし涙を流していた。


 タマも僕のことが好きなんだ……!!!

 お嫁さんになってくれるんだ……!!!

 うれしい……!!!

 タマをお嫁さんにするために辛くても僕はここで頑張らないと……!!!


 逃げ出したかったけど、タマと両想いで結婚できるという希望を持った瞬間から頑張ろうという力が沸き出ていた。



 タマ……早く会いたい。


 僕、タマを幸せにするために立派な伯爵になるよ。


 だからそれまで待っていてね。


 大好きだよ、タマ……。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ