新体操知ってる人 Part1
「皆さん、おはようございます。」
「おはようございます。」
やっと始まる。何からするのかな?
「先生は、在良久美子っていいます。小学1年生から大学4年生まで、新体操をしてました。みんな新体操って知ってる?新体操知ってる人、手を挙げて!」
あっ、私知ってる。玲那ちゃんがプリキュアみたいな衣装着て、リボンくるくるしてかっこよかったヤツ。
「はーい」
あれ?みんな知らないのかな?少ししか手を挙げてる子いないよ。
「手を挙げてくれた子は、みんな立ってみて。」
私と5人くらいしか立ってない。
「立ってくれた子から、お名前とどんなこと知ってるか、お話ししてください。時計回りでいってみよう。はい、あなたからどうぞ」
えっと、私からだ!
「星川見明日です。私の幼稚園のお友達の玲那ちゃんが、桑名スポーツクラブで新体操を習ってて、発表会に応援に行きました。プリキュアみたいなキラキラした衣装を着て、綺麗な色がいっぱいのリボンを回して踊ってました。プリキュアの歌で」
「ありがとう。3月にマイカル桑名の中央広場で、やってた発表会観てたのね。次の人どうぞ」
「私は坂井若菜、小2です。私はマリア幼稚園に通っていた時に、幼稚園の放課後クラブで新体操を習っていました。自分のロープやリボン、ボール、フープを持っています。幼稚園卒業して辞めちゃったから、また新体操習えるのうれしいです。」
「ありがとう。経験者なんだね、若菜ちゃん。踊ってるの観るの楽しみだわ。次の人どうぞ。」
「私は七輪桃華、小1です。私はお母さんが新体操のファンで、家に新体操のDVDがあって、小さい頃から演技の真似っこしてました。お母さんが作ってくれたリボンや、縄跳び、ボールとか。」
「はい、ありがとう。真似っこじゃなくて、基礎から学んで本当の新体操選手になろうね。がんばろう。次の人どうぞ。」