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教会

 今日は、初めて家の敷地外へ出る日だ。


「おはよう、レイ」


「おはよ、エス姉ちゃん」


「しっかりと、身なりを整えるのよ」


「大丈夫だよ、母さん昨日水浴びもしたんだら、

 父さん今日、教会に行って魔法授かったら外でていいんだよね!」


「あぁ、でも最初から一人は危ないからエスと一緒に行くのが条件だからな、」


「やったぁ!!」


 ーーー


 朝食を食べ終えてから、身なりを整えてさっそく村の教会へやってきた。


 今回一緒に教会へお祈りするのは、自分を含めて二人だけだった。


 そこまで、大きな村ではないと思ったけど同世代の子が、一人だけだとは思わなかったな。


「初めまして、レイアル=ドライブです。

 これから、よろしくね!!」


「…ミズミです」


 そう言うと、お父さんらしき人の影に隠れていった。


「ごめんね、娘は人見知りでね

 これから仲良くしてくれると助かるよ」


「わかりました、

 改めてよろしくね、ミズミちゃん」


「…よろしく」


「お~い、神父さまが見えたぞー」


 父さんへ呼ばれたちめ、教会へ入っていった。


 教会に入ると、一体の像のみが置いてあった。


「ようこそおいで下さいました。

 本日は、あなたたちに祝福を授けますのでこちらへ来てください。」


 神父さまに呼ばれ、自分とミズキは像の目の前まで来た。


「それでは、私の後に続いて創造神 グルオシアさまへお祈りをお願いします。」


【我らが神 グレオシアさま  我々に生きるすべをお与えください】


 ほぅ、この世界の創造神はグレオシアさまという方なのか。


 よし、復唱しよう。


【我らが神 グレオシアさま  我々に生きるすべをお与えください】


 すると、教会に置いてあった像が光り輝いた。


 すると、今まで感じたことのないものが体の中をめぐり始めた。


「お二人とも今感じたのが魔力となります。

 これで生活魔の三つ火玉・水玉・光玉が使用することができます。

 続いて、こちらの水晶へ手をかざしてみてください。」


 言われるがまま、神父さまが用意してきた水晶に手をかざしてみた。


 すると、玉が黄色に光りだした。


「黄色ということは、レイアルさんは雷属性の適性があります。

 属性魔法は様々な活用方法がありますが、同じ属性魔法の持ち主でも使える魔法、使えない魔法がありますので自身でいろいろと模索をしてみてください。

 ですが、一番最初に使える属性魔法は、属性魔法ごとに決まっています。

 頭の中で属性の特性、雷属性だと雷を意識すると魔法の詠唱が思い浮かんで使用することができます。

 ここでは危ないので後日安全なところで使用してください。」


 神父さまから属性魔法について教えてもらった後、ミズミが水晶へ手をかざした。


「青色ということは、ミズミさんは水属性の適性となります。

 今後とも注意して魔法を使用してください。

 以上で、本日のお祈りは終了となります。

 今後、相談したいことなどあればいつでも教会へ訪れてくださいね。」


 もっと時間がかかるかと思いきや案外あっさりと魔法授かってしまった。


 お父さんに後で確認した結果、毎年こんな感じで終わるとのことだ。


 何はともあれ明日からは、自由に出歩けるから楽しみでしょうがない。

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