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この世界について 2

 

 あれからさらに4年経過した。


 この世界には、魔物と呼ばせる生物が生息しており独自の生態系を発展させていた。


 しかし、自分はまだ魔物と呼ばれる存在を目にすることができていなかった。


 それは、両親の教育方針によるものだ。


 この世界では、五歳になる年のはじめに教会に行き各々にあった魔法の才能と生活魔法の才能を与えられる。


 そのため、魔法の才能が与えられるまでの幼少期には自宅で過ごすこととなっている。


 また、魔法の適性は髪色に反映されることが多いらしい。


 そのため、家族の皆は髪色に適した魔法属性を持っている。

 父:火属性

 母:植物魔法

 姉:植物魔法


 自分の髪色は、金色のため雷魔法の才能があるのではないかとのことだ。


 お父さんはなぜ騎士爵を主命しているか確認したところ冒険者稼業をしている際に、大きな功績を上げたとのことだ。


 また、騎士爵は一代限りの受勲らしく今後自分が領地を治めることはないらしい。


 そのため、魔法適正を授かったら村を探索してやりたいことをやりなさいと言われている。


「レイ、なにしているの。

 明日は、教会に行くんだから身なりを整える準備をしますよ。」


「はぁい、今行きます。」


 そう、明日は教会に行き魔法の才能を与えられる。


 生まれてからずっと家の敷地内でしか行動ができなかったから明日から本当に楽しみだ。


 お父さんは、領地の経営で日々忙しく村を駆け回っている。


 お母さんとお姉ちゃんは、植物魔法を活用して畑をやっているらしい。


 どんな作物を育てているのかは、名前を聞いたけどもよくわからなかった。


 そして、お母さんから呼ばれてお風呂場という、水が貯めてある部屋へやってきた。


「明日は、教会に行くのだから今日はしっかりと体と髪を洗うわよ。」


「…本当に体も洗うの?」


 そう、この世界にはお風呂に入る概念がないらしく髪の毛や体もお湯ではなく水で洗う。


 もちろん、石鹼などはないから頭が痒くなることがよくあるため2.3日に一度だけ髪を洗っている。


「当り前よ。

 さぁ、早く洗うから服脱いじゃいなさい。」


「…はぁい」


 まずは、前世の記憶を活かしてお風呂事情の改善をしよう。


「じゃぁ、体から洗うわよ。」


 パシャ


「ツメタイ!!」


「我慢なさい。これぐらいで男の子が悲鳴を上げないの!!」


「だって、冷たいんだもん。お湯とかでできないの?」


「お湯にするのも薪がたくさん必要になるから難しいのよ。我慢なさい。」


 はぁ、

 これは最重要で改善していかないといけないなぁ。


「ほら、きれいになったんだからいいでしょ。」


「ん、ありがと」


 はぁ、やっと終わった。


「レイ綺麗になったね!!」


「ありがと、エス姉ちゃん」


「さぁ、早くご飯食べて休みなさい。」


「はぁい、いただきます。」


 明日は、教会に行くから早く。眠るとするか。


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