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国守の愛 第1章      作者: 國生さゆり  
85/92

富士子編  85 メッセージ



    シーン85 メッセージ




 すべてを画用紙ブックに書き終えて、富士子は思う。



 人の慈愛、正義、寛容、分別、忠義、節度、純粋、勤勉に支えられ・・私は生き残った・・春の夜風のような人に逢えて・・・よかった・・・。と。されど、あきらめ切れず、要から連絡が入っていないかと、一途の希望を抱いて、事件以来、使っていなかったスマホを、ベットの右手サイドテーブルから取り出した。電源はとっくに飛んでいて、充電器につなぐ。



 宗弥から、メッセージが届いていた。

 “富士子。精神、体調良好を願う。話したい事がある。いつでも連絡くれ“


 他にメッセージはなく、迷惑メールが2345件入っていた。



 返信する。

“宗弥、久しぶりにスマホ見た。ていうか、あの日以来使ってなくて、連絡遅くなってごめん。私はいつでもいいよ。宗弥のスケジュールに合わせます。“




 その日の21時、宗弥から返信がくる。

 “連絡遅くなってごめん。 富士子、明日の17時に自宅に迎えに行く。 石川公園で話をしよう。暖かい服装で頼む“



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