神様の子猫たち
ふわふわ、ふわふわ、雲の上にある小さな和室。
私はたくさんの子猫たちに囲まれていました。
「ふぉ~。」
余りの可愛さに、身体中緩んでしまいました。
「好きなのを選んでいいよ。」
子猫を管理しているおばちゃんに言われて、純和風な猫さんを数匹選んだのですが、その中から一匹が決められず悩みに悩んでいたら、「あっちに神様用の特別な猫がいるよ。」とおばちゃんが小さな籠を指差しました。
覗いてみると、羽の生えた黒い子猫が3匹、私を面白そうに見つめています。
「あんただったら、特別こっちを選んでもいいよ。」
おばちゃんの言葉に私は嬉しくなって、わくわくしながらその子猫たちをこねくり倒しましたが…。
「神様の猫なら、きっと地上では迷惑をかけちゃうから。」
と断ってしまいました。
その後も色んな猫を探します。
途中、なぜかシベリアンハスキー犬顔の猫が登場します。
ちょっと気に入ったのですが、「大きくなるからなぁ」とまた諦めてしまいました。
結局、茶トラのぶさかわ猫にたどり着きましたが、この猫にするかどうか決められず、未だにウンウン悩んでいます。
ここで目が覚めました。