切ない婚約破棄
結婚式の日取りまで決まっていたのに、
恋人から突然別れを告げられました。
いわゆる婚約破棄です。
なんでも、好きな人ができてその人と結婚するそうです。
『本当だったら、二人で夜間学校を卒業後に籍をいれるはずだったのに…。』
失意のまま商店街を歩きました。
なんとか心を落ち着かせ、学校にたどり着きました。
教室に入り、窓際の一番後ろの席に座りました。
ざわつく中、わたしは机に突っ伏します。
みんな、私と彼の結婚がなくなったのを知っていました。
しばらくして、彼が上機嫌で現れました。
すると、ざわざわしていた教室が一気に静かに。
彼はそんなこと気にせず、旅行に言ったからと、
お土産のお饅頭をみんなに一個ずつ配り始めました。
私のところに来ると、「朝、渡したから要らんやろ。」とくれませんでした。
『もらった覚えはないのですが…。』
饅頭を配り終えた後、急に教室が大騒ぎに。
「おい、鳳凰がお前に、大丈夫、気にするな頑張れって言ってるぞ。」
前の席の人が、私を起こそうとします。
でも私にはそんな声が聞こえません。
「私には聞こえないよ」と言いつつ顔を上げると、天井が消えていて、
電飾でピカピカ光る鳳凰が夜空に浮かんでいます。
あっけにとられていると、鳳凰が消え、色々な芸人のギャグの電飾が夜空いちめんにちりばめられていました。
ここで目が覚めました。
夢診断で、鳳凰はとても良いワードです。
私の場合は電飾でピカピカしていたのでどうなんでしょう。
しかも、そのあとにギャグって。
笑えよ~って事でしょうか。