短編集 色々バージョン
読んでくださり、ありがとうございます。
本日三編目です。
1 お面
とある場所で、自分の体と同じくらいの大きさの、白いお面を見つけました。
口は開いているのですが、無表情な印象の面です。
ちょっと汚れていて、あごの辺りにガムテープも付着していた為、綺麗にしようとガムテープをとった瞬間、体中がぞわぞわっとした。「やばい、早く、早く綺麗にしなきゃ」
2 侵入
おおきくて太っている、人の形をした白い影がベランダから入ってきて、白い紙を持ちながら何かを探しているようで、すごいスピードで部屋中を歩き回っています。
出ない声をふりしぼって「やめてー!」と叫びました。
3 拒否
長い階段を登りきった山頂にある由緒ある神社。この神社を守る為に月に1度、深夜に会合が開かれます。今夜はその会合の日です。いつものように肉体と魂を切り離し、ふわふわと浮きながら移動し、神社に入ろうとしたら、弾かれて中に入れません。神様に拒否された?
4 道
『歩く』為に分かれ道に立っていました。
右にいけば、緩い上り坂で距離もありますが、車が多く細くて空気が悪い道。
左にいけば、広く平坦で田んぼの、景色が美しいが距離が短い道。
楽しく沢山歩きたいだけのに、どっちに行くのかひたすらに悩んで歩けません。
(それぞれ)ここで目が覚めました。




